taidan1.gif (5373 バイト)
 

Otomo

「合格者対談、記念すべき第1回目のお客様は、ネット受験界一の有名人、伊藤塾出身で一発合格者のタキさんをお招きしました。どうもこんばんは。」

タキさん

「こんばんは。」

Otomo

「一応、『Otomo vs タキ』という看板を掲げてみましたが、実際には、聞き手K.Otomo、語り手タキという感じになるかな、と(笑)。」

タキさん

「なにするんすか?」

Otomo

「そうねぇ。HPを見てる方の層も色々だと思うから、とりあえず入門期の勉強、択一の勉強、論文の勉強に大きく分けて話すといいと思うんです。」

タキさん

「ふむ。」

Otomo

「まず入門期ですけど、タキさんは塾だし基礎マスですよね。どんな勉強してました? 勉強時間とか。」

タキさん

「1コマあたり3時間ですね。で、週6時間。講義をあわせて12時間の勉強になります。」

Otomo

「それは、本を読み返す感じで?」

タキさん

「本を読み返すのが1時間、択一20問解いて1時間、論証暗記と全体構造の把握で1時間でした。」

Otomo

「入門の時から択一過去問を解くことの是非については、どう思います? 今ふりかえってみて。」

タキさん

「必要だと思いますよ。」

Otomo

「でも、知らない知識がバンバン出るよ。」

タキさん

「そんなに無かったですよ。正答率は7割超えてましたし。」

Otomo

「基礎マスは結構細かいとこまでやるのかな? たしか、国家の三要素とかいうのがテキストに載ってた気がする。」

タキさん

「ええ。っていうか、それは常識として知ってましたけど。」

Otomo

「入門プロヴィはばっさり切ってるからねー・・・。でも、1時間で20問って、択一合格レヴェルのスピードでしょ。それ、タキくんだからできたのかも。」

タキさん

「うーん。でも、択一って、センター試験とほとんど同じだと思いますよ。解き方とか。」

Otomo

「けど、2割しか受からないってとこが大きく違う(笑)。」

タキさん

「あー、確かに。だからこそ、入門時期で、しっかり択一やっとくべきだと思うんですよね。」

Otomo

「なるほど。自分が入門の時は、少しだけ過去問見たけど、ずいぶんと難しく感じたので、解くのやめてしまいました。・・・講義の復習をやった上で、余力があればやろうと思ってたんだけど、結局余力がなくて。」

タキさん

「やっぱり、教わってる講座の復習になるかってのも重要なポイントでしょう。あまりに講座とやってることがかけ離れると、本来すべき復習がおろそかになってしまいますから。」

Otomo

「そうそう。そっちが本分だからね。塾では、この過去問をやりなさい、っていう具体的な指示が講義の中であったのかな?」

タキさん

「いや、全部やってました。辰巳の過去問詳解を最初から、講座にあわせて。」

Otomo

「えー、全部ですか・・・。ということは、入門が終わった時点で、既に過去問を1周していたと。」

タキさん

「そうですね。択一時期は、憲法刑法は1回やっただけでした。」

Otomo

「・・・(汗)。 普通の頭脳の持ち主には、どの程度の過去問をやることを勧めますか?」

タキさん

「できる限りです。優先順位があるわけで、まず自分の講座の復習。これがちゃんとできて余裕があれば、できる限り解くべきじゃないでしょうか。」

Otomo

「なるほど。」

タキさん

「それぐらい択一は大事だと思います。」

Otomo

「あと、よくある質問として、1つの科目をやってるときに、それ以前の科目を忘れていくんだけどどうしましょう、っていうのがあるんだけど、そのへんはどうでしょう?」

タキさん

「うーん、それは気にしなかったです。」

Otomo

「たまに前の科目を復習するとか、そういうのは不要でしょうかね?」

タキさん

「難しいですね。予備校のカリキュラム上、今の復習をやってると、時間的に難しいと思います。」

Otomo

「じゃ、論文の講義が始まるまではもう見ない、と。」

タキさん

「次の論文の講義の前にひと回しして、予習の形で復習するというふうにはしてました。」

Otomo

「自分は、入門ダイジェストっていう、テープ2本くらいで一科目をまとめたテープをたまに聞いたりしてましたけどね。あれ、塾にもありましたっけ?」

タキさん

「ないですよ。」

Otomo

「そっか。あと、入門期の答練はどうでしょう? 受け方とか。」

タキさん

「必要なんじゃないでしょうか。」

Otomo

「必要ですね。」

タキさん

「僕はまず、形式面を固めてました。ナンバリングの振り方とか、字下げとか、三段論法とか。」

Otomo

「三段論法は、早いうちから体で覚えとくべきですよね。」

タキさん

「一回一回課題をもうけて、ひとついけたら次の、っていう感じで。優答読み込みもやってました。」

Otomo

「そっか。C答とはそもそもシステムが違うんですよね。」

タキさん

「違いますね。いきなり過去問です。問題指定もなしに。」

Otomo

「うわー、無理でしょ、それ。」

タキさん

「簡単な過去問ですよ。あ、でも、民法は難しかったです。21点とか(笑)。」

Otomo

「ま、けど、入門のときに点数気にしても、あんまり意味ないですよね。」

タキさん

「いやぁ点数なんて、最後まで気にしなくて良いんじゃないでしょうか。」

Otomo

「むしろコメント部分?」

タキさん

「どこができてどこができなかったか、なぜできなかったか、の分析と、次の課題設定が大事なんだと思います。」

Otomo

「なるほど。優答の読み込みというのは?」

タキさん

「入門期に、答案のイメージを固めておくの、大事だと思いますよ。2年目は、いかにそれに自分を近づけていくかですから。」

Otomo

「どこに着目するのか、入門生にもわかりやすく説明してあげてください。」

タキさん

「まず、答案の構成要素。問題提起・論証・規範・あてはめですね。」

Otomo

「うん。その型をたたきこむと。」

タキさん

「あと、問題提起にパターンはないか、論証にパターンはないか、優秀だと評価されているのはどこが優秀か、とかですね。」

Otomo

「あ、これブロックだ、というんじゃダメなんですね(苦笑)」

タキさん

「ダメですねぇ。応用きかないでしょう。」

Otomo

「C答だと、予習は解答例の暗記につきるということになってしまうんですが、やっぱ覚えるときに、そういう点を意識してるかどうかで、効果が違うんでしょうね。」

タキさん

「暗記も大事だと思いますけどね。ひとつひとつの勉強を、ゴール見据えて勉強しないとだめでしょう。自分が最終的にどうなりたくて今の勉強をやってるのか、ってことですね。」

Otomo

「五月雨式の勉強じゃダメだと(笑)。」

タキさん

「永遠に受験生やることになります(笑)。」

 
<次回につづく>