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各務原・伊木山の岩場(天狗岩)の紹介

※この内容は1999年に書かれたものです。
現在の状況とは異なっている場合がありますので注意して下さい。



伊木山の岩場を南東から見る。

 岩質はチャートで高さは約20m。豊橋の立岩と同じ岩質だが、立岩よりもフリクションがきく。
 岩場は平地から直接立ち上がっているので、アプローチ0分の好立地。愛知県からはライン大橋を渡って次の信号を左折。さらにすぐの信号を左折して木曽川沿いの砂利道を少し進めば岩場の下に出る。主に地元のMさんがボルト打ちなどの管理をしている。

 トップロープのセットは岩場の右奥から回り込むことができるが、3本しか垂らすことができない。そのため、すぐに満員になってしまうが、だいたいの人は3時間くらいで帰るので、しばらく待てば大丈夫。トップロープの貸し借りも行われている。

 尾張北部や西濃など、大きな岩場まで遠い人たちのゲレンデ。小さい岩場なので、わざわざ遠方から足を運ぶと損した気分になるかも?

ルートは岩場の北面、東面、北東面、南東面にある。

青:4〜5級/初心者向き
緑:5.9〜5.10a/初心者向き
黄:中級者向き
赤:上級者向き

東面:スラブ〜垂直。5.8〜5.10くらいか?この部分だけでも初心者には1年くらい遊べる。早朝から陽が当たるので夏は夕方のみ。

南面:隣のドブ川の護岸工事に伴い、ヤブが切り開かれて98年春から突如登られ始めた場所。出だしから110〜120度の逆層のオーバーハングで5.11以上か。アンダーホールドを多用する。この部分はトップロープでは上部でロープが擦れまくるので、現在のところ固定ロープをユマールで登っている。冬でも風があたらず、ポカポカ陽気だ。しかし体が大きい人には5.10くらいのハイボルダー程度らしい.



テラスの直下から直上する東面の一般的なルートをリードする。この岩場ではほとんどの人はトップロープかユマールで登っているが、上部まで抜けて後ろを振り返ると、木曽川越しに犬山城が眺められて気分爽快。


北東面:上部に大きなハングを擁する。僕が登れるのは、途中から左にそれてカンテ沿いに登るルートと、その一手上の、クロスで左に移るルートのみ。しかしここでも足ブラになったりしてオーバーハング気分を満喫できる。冬は陽が当たらず岩が冷たい。(下の写真を参照)

他に北面が2〜4級程度の岩場だが、簡単なので僕は登ったことがない。稀にアルパインの人がアイゼントレなどをしていることもある。(写真には写っていない)


北東側ハングのルート。岩はしっかりしている。
右下の側の岩は泥臭いのでめったに登られない。


北東側ハングの左端を登る。このルートはムーブが面白くて好きです。

正面右のカンテ(北東のハングの左端)を登り、北東の上部ハングにつなげるルートが、この岩場で一番面白いルートだと思いますが、残念なことに私には登れないのであった。