ブロッコリー(アブラナ科)


蒔き時と収穫時期

春と秋冬に作ることができますが、ここでは秋冬収穫の作り方を記述します。
8月下旬に苗床を作り種まきし、10月下旬から収穫します。


品種

ブロッコリーは通常、濃い緑色ですが、紫ブロッコリー(熱湯に入れると緑色に変わる。)やカリフラワー(白色)が あります。作り方はほとんど同じです。


作り方

酸性土の調整をし、堆肥をすき込んだ育苗地に種をバラ蒔き、覆土します。

本葉が5枚程度に成長したら、脇へ仮植えします。これは細かい根を増やすためです。

仮植えしてから1〜2週間したら、日当たりの良い畑に苗を本植えします。堆肥、油粕、化成肥料などを埋め込んで、 40cm間隔に植えてゆきます。夜盗虫(根切り虫とか泥棒虫と言っている方もいます。)が根元を食いちぎってしまうこと がありますので、スペアーをとっておくと良いと思います。

根が安定したら化成肥料などを与え覆土します。

青虫(紋白蝶の幼虫)や夜盗虫が発生しますので、つまんでつぶして下さい。特に葉の裏側に小さいのがついています。

緑ブロッコリーは中心の部分を収穫しても、脇芽が成長しますので長く楽しめます。(その分、施肥をお忘れなく。)
紫ブロッコリーやカリフラワーは一度限りです。


 

連作

2年程度は連作は避けましょう。キャベツなども同じ仲間ですので気をつけて下さい。
連作すると根こぶ病にかかり成長が阻害されます。


病害虫

秋冬の種まきは6月からできるとの情報で、やってみましたが、もう2週間もしたら収穫が始まる頃(9月) に手に負えないだけの夜盗虫がついてしまった経験があります。当然抜き捨てました。


保存

ブロッコリーは収穫直後と1日経過したものとは格段に食味(甘さ)が違いますので、 収穫しての保存はお勧めできません。
畑にそのままにしておくのですが、紫ブロッコリーやカリフラワーは食用部を包むように葉を集めて上でしばっておきます。


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