ゴマ


蒔き時と収穫時期

ゴマは熱帯性の植物なので気温が25℃以上になってから蒔かないと失敗するそうです。
購入したものと自家栽培したものとでは、ゴマ和えなどに使ったときの香りが全然違います。一度チャレンジ して下さい。
蒔き時収穫時期
5月下旬〜6月上旬9月

修正===上記の蒔き時で過去2年やってきましたが、農家のように草丈が長くならず、 収穫量が少なかったので
今年は5月中旬にしてみましたら一人前の背丈になりました。 更に、通常は一枚の葉元に一つの鞘が付きますが、
今年は2〜3コ付いているのが多く見かけられました。25℃云々に対して 多少冒険ですが、これの方が正しいようです。
そうそう、今年は元肥に「過燐酸石灰」を加えたのも初めてです。



品種

通常、白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマなどと種子の色で分類していますが、そのまま食用にするものや 採油用と分けるのが本当のようです。私は農家の方の指導を受け、昨年から金ゴマを作り始めました。


作り方

酸性土壌にいくらか強い作物と聞いています。堆肥と油粕を40cm幅の畝に少し深めにすき込みます。

種はばらまきとし、覆土するのであれば極薄くかけます。ゴマは発芽して土を持ち上げる力が弱いからです。
一説には、覆土せずに上から押さえるだけの方が良いとも聞いています。

乾燥を好む植物ですので、発芽してからの散水はやめた方が無難です。

発芽の密度にあまりにバラツキがある場合は、移植しましょう。その時には植え溝に水を入れます。
(去年の経験で移植が可能であることが解りました。)

成長の間あまり手を掛けませんが、化成肥料以外のものを適宜施肥します。

風によって倒伏しますので、篠竹やヒモで防止策を講じます。
倒伏すると種子を収穫するときに土が混入し、これを取り除くのに大変な手間が掛かります。

一番下の莢がはじけたら上の方の莢が結実してなくとも茎毎刈り取ります。あまり長く残すと畑で実がはじけてしまいます。
また多少緑がかっていても収穫し、莢のまま乾燥させれば大丈夫です。
刈り取り後、葉は取り除いた方が良いと思います。
良く乾燥したらシートの上で茎を持って軽く叩くと面白いように種子が出てきます。


 

連作

連作をきらうとだけ聞いています。


病害虫

アゲハチョウの幼虫が葉を食害します。
又、カメ虫が若い実の汁を吸うようです。 共にピンセットで捕殺しますが、カメ虫はすばしっこいですネ。


保存

もったいないと思わず、しっかり選別し良いものだけにするのが保存の第一のコツです。
次にビンに詰めてしっかり蓋をすることです。紙の袋や筒は禁物です。
私の家では選別屑(しいな)はセキセイインコに餌として与えています。


失敗談

先ほど書きましたように”倒伏”してしまい、収穫した種子に土が混ざってしまい、これを取り除くのに、

  1. 極細かいふるいを購入し、おおよその土を取り除いた。
  2. 新聞紙の上に一握りのゴマを広げ、日本手ぬぐいで作ったフキンを水につけ、固くしぼってからゴマに押しつけ、 土をすいつけた。
  3. すぐにゴマを自然光に当て、乾燥した。
    の繰り返し作業を行った訳です。もう二度と行いたくない作業でした。


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