ハクサイ(アブラナ科)


蒔き時と収穫時期

白菜は農家の自家用野菜畑を見ていると、年2回生産できるよう ですが、私は秋冬収穫としてだけ作っていますので、それだけを記述します。
蒔き時収穫時期
8月下旬〜9月上旬11月〜12月


品種

通常、結球するものを白菜と言っているようですが、塩漬けにしたら抜群の味である花芯白菜という 品種もあります。結球白菜を更に分類すると、60日系、75日系などと種の袋に書いてあります。 最初は短期間にできるものを選んでは如何でしょうか。


作り方

酸性土の調整を石灰などでしておきます。

ポットや畑の隅で育てて、移植する方法と、直播きで作る方法があります。私は直播きを主体とし、 予備にポット育苗をしておきます。これは結球する時期(気温)をのがしてしまうと、結球白菜に ならないからです。

直播きは畝幅50〜60cmにクワで溝を掘り、40cm間隔に化成肥料かるく一握り、油かす一握り強、 堆肥多めに一握りを置いて、土を戻します。その上に1個所5粒程度の種を少し離して蒔き、覆土します。

成長の具合に合わせて、形が良く、成長力の強いものを残してあとは間引きます。

結球するまでに化成肥料をかるく一握りずつ、2週間おきに3回程度与え、かるく土寄せします。 この時、有機肥料を与えると茎が割れて上手くできないと農家の方に聞いたことがあります。 白菜は肥料食いですので、緩効性肥料ではダメと理解しています。


 

連作

比較的連作障害の少ない野菜ですが、1年間をおけばなお良いでしょう。


病害虫

ゴマ粒より小さな黒い斑点が発生し、半身萎縮する病気がたまに発生します。抜いて捨ててしまいましょう。
また、モンシロ蝶の幼虫(青虫)や夜盗蛾の幼虫が葉を食害します。特に夜盗蛾幼虫は葉と葉の奥に生息、食害するので見つけても 指では届かない事が殆どです。そこでピンセットを使い1匹づつ捕まえてください。


保存

必要量だけ収穫し、あとは畑に残しておきますが、そのときは新聞紙をかけて紐でしばっておくと、結球したものが開いて しまったり、鳥の食害を防ぐことができます。


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