キヌサヤ(マメ科)


蒔き時と収穫時期

10月下旬から11月に種をまき苗丈7〜10cm位で越冬させます。 早蒔きして大きくしてしまうと霜でだめになってしまいます。
収穫は5月の1ヶ月です。


品種

ここではキヌサヤと言っていますが、調べてみると”えんどう”が正しいようです。
さて、種類は実を収穫するものと若莢を収穫するものがありますが、ここでは若莢の方を記述します。
紅花系と白花系があります。私は収量が多いような気がして、紅花系を作っています。
ここ10年くらいだと思いますが、”スナックえんどう”という莢ごと塩ゆでして食べるものが出回っています。 作り方はこのキヌサヤと同じです。


作り方

酸性土の調整をし、前作で肥料を使っていれば何も施肥しないで、一個所3粒、30cm間隔に1条蒔きします。
または、ほかの所で苗作りをして移植してもかまいません。

覆土はマメの直径+αとします。

越冬するにしても北風は辛いでしょうから、北側にクワで土盛りをして防ぐようにします。

春になるとどんどん成長しますので、竹や木の枝と2m位の棒で触手がからむようにしてやります。

収穫は毎日行うのが理想的です。つるを折らないように収穫して下さい。

収穫が終わったツルを乾燥して燃やすと良く燃えます。


 

連作

マメ科の植物同士は3年,きぬさやとしては5年あいだをあけて下さい。


病害虫

虫に食われることはありませんが、鳥が食害することがあります。たいした量ではありませんので放っておきましょう。
又、収穫末期になるとうどんこ病が発生するのがほとんど毎年です。「これで収穫はおしまい。」との自然からのメッセージ です。

うどんこ病・・・葉や茎に小麦粉をかけたようになる病気


その他

キヌサヤは日当たりがよい所に実が沢山なりますので、畝幅を狭く2列に作ると列の間が茂って実付きが悪くなります。 更に収穫も腰を曲げてするようになります。
150円位の種を1袋蒔けば、最盛期は3〜5家族分の収穫がありますので、欲張らずに1条蒔きをお勧めします。


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