小松菜(アブラナ科)


蒔き時と収穫時期

小松菜は一年中作ることができるようですが、春と秋蒔きが良いようです。
特に厳冬期は露地栽培は無理でハウス栽培となります。但し、秋蒔き・冬収穫でも枯れることなく収穫できます。


品種

葉肉の比較的厚い丸葉や茎の柔らかな卯月などがあります。更に、ベンリ菜、ビタミン菜の名前で販売されている 種も、小松菜の仲間に思えます。



作り方

ちょっとでも土地が空いたら種を蒔くようにしましょう。その位、簡単・便利で初心者向けの野菜です。

酸性土の調整を石灰などでし、畝幅40cmくらいに堆肥・油粕などを入れて畝立てて、種をばらまき覆土します。
発芽率が高く、けっこう大株になるのであまり密に蕃種しないのがコツです。
痩せ地であれば追肥を施しますが、普通はほおっておけばよいでしょう。

なるべく若取りして、筋張らないのを頂きましょう。

秋冬収穫のものは、少しだけ春まで残すと新芽・葉・つぼみが収穫でき、おひたしでも辛子和えでも柔らかくて とても美味しいものです。


 

連作

比較的連作障害の少ない野菜ですが、1年間をおけばなお良いでしょう。


病害虫

葉の裏から白い斑点(模様)が発生し、他の株にも広がってしまうことがあります。良いものだけ収穫し後は あきらめましょう。


保存

必要量だけ収穫し、新聞紙にくるんで冷蔵庫に保存します。あとは畑に残しておきます。


余談

私がブラジルのサンパウロに住んでいる時、同じプランタの土で肥料も与えず10回くらい連続で作ったことが ありました。種がなくなると2〜3本残して種を採り、またすぐに蒔くという過激なものでした。
それでも何の問題も起こらず収穫できたのです。
その時使った土の30%くらいは草木灰だったと推測しています。いずれにしても連作だ追肥だと気にすることなく、 ドンドン作りましょう。


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