黒まめ(マメ科)


蒔き時と収穫時期


蒔き時収穫時期
6月下旬〜7月上旬11月


品種

小粒種と大粒種(丹波の黒豆)がありますが私は大粒種を作っています。
戸塚の方は「大粒種は関東では良くできない。」と言っておりました。そういえば、出来が悪い年がありますし、 良い年でも株によって実付きに大きな差があることに気づいています。


作り方

酸性土の調整を苦度石灰などでします。元肥は土が余程やせていない限り必要ありません。特に、 窒素分が多い肥料を与えると葉が繁るばかりで実がつきません。

黒まめは茎の太さが手の親指ほどのもなり、茂りますので畝幅1m、蕃種間隔50〜60cmとします。

畝は鍬の刃の角で土を2cm程度かき取るようにして切ります。その畝に50〜60cm間隔で3粒づつ、 種が接触しないように隙間をあけて蒔きます。(最終的には2本仕立てとする。)
覆土は種の直径程度とします。

防鳥対策として、寒冷紗(かんれいしゃ)を本葉が確実になるまでかけておきます。

成長の間あまり手を掛けませんが、草木灰を与えるとBESTです。

莢が緑色から黒っぽくかつ黄色くなったら順次収穫します。あまり長く残すと畑で実がはじけてしまいます。 また多少緑がかっていても中の実が白くなければ(若取りしたものは小豆色)収穫し、莢のまま乾燥させれば大丈夫です。


 

連作

マメ科の植物同士は2年間隔をあける。畑の広さの制約からどうしても作付けするのであれば、 腐葉土、草木灰をすき込んで下さい。


病害虫

殺虫剤を散布すれば防除できるのでしょうが、私はそれをしないため莢の中に虫が入って実を食害します。 充分乾燥させてから選別して下さい。


保存

もったいないと思わず、しっかり選別し良いものだけにするのが保存の第一のコツです。
次にビンに詰めてしっかり蓋をすることです。紙の袋や筒は禁物です。


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