キャベツ(アブラナ科)


蒔き時と収穫時期

四季なりカンランなどといって真夏以外はできるようですが、ここでは秋まき・春収穫 を御紹介します。
9月下旬に苗床を作り種まきし、翌年5月中旬から収穫します。


品種

通常のUHO型やラグビーボール型があります。両方とも作り方は同じですが、ラグビーの方が生食にあっているように 思いました。


作り方

酸性土の調整をし、堆肥をすき込んだ育苗地に種をバラ蒔き、覆土します。

本葉が3〜4枚程度に成長したら、脇へ仮植えします。これは細かい根を増やすためです。

仮植えしてから1〜2週間したら、日当たりの良い畑に苗を本植えします。堆肥、油粕、化成肥料などを埋め込んで、 40cm間隔に植えてゆきます。夜盗虫(根切り虫とか泥棒虫と言っている方もいます。)が根元を食いちぎってしまうこと がありますので、スペアーをとっておくと良いと思います。

苗を越冬させるには、あまり成長させないのがコツですので、秋には追肥はしません。
大きい苗は霜に当たって枯れてしまうことがあります。

冬は野鳥のエサが少なくなる関係か、葉を食害し、ほとんど丸坊主にされてしまいます。防鳥ネットをかけて防ぎます。
完全に食べられていなければ、一応大丈夫ですので抜かずにおきましょう。

桜の開花時期から成長が早まりますので、その頃から2週間に一度、化成肥料をかるく一握り与え土寄せします。

青虫や夜盗虫が付きますので手やピンセットでつまんでつぶして下さい。畑に行ったらすぐこの作業を行い、帰る時にもう一度 行うと、見つけることができなかった虫が動いて捕獲できます。

早めに収穫を開始します。春キャベツはとうだちするため裂果が早いので、あまり沢山作っても無駄にしてしまいます。


 

連作

2年程度は連作は避けましょう。ブロッコリーなども同じ仲間ですので気をつけて下さい。
連作すると根こぶ病にかかり成長が阻害されます。


病害虫

連作をしなければさしたる病気はありません。問題は前述の通り”虫”です。特に夜盗虫は芯まで食害しますので、 よく探してつぶして下さい。
ねずみが下から入って、中を丸く食べられた経験があります。見つけたときにはすでに遅く打つ手がありません。こんな こと位で殺そ剤は使いたくありませんので。


保存

冷蔵庫保存。


野菜作りのリンク集に戻る