キュウリ(ウリ科)


蒔き時と収穫時期

キュウリには立ち型と地ばいがあり作り方が少しちがいます。
種類蒔き時苗の植え付け収穫時期
立ち型2月中旬5月の連休中6月中旬〜7月上旬
地ばい5月〜7月直まき7月〜9月
 

作り方

立ち型は発芽・育苗時期の温度管理ができませんので種苗商から購入するようにしましょう。
地ばいは直まきで種から行います。

長い期間、実をならせるには元肥を多めに施すことが大切です。植え場所に深さ20cmの穴を掘り、化成肥料1握り、鶏糞・油かすなど2握り、 骨粉少々、堆肥2握りを投入し土と混ぜ、その上に土をかぶせ、苗または種を植えます。

苗の植え付け時に与える水は植え穴にたっぷりやります。植えてから表土に散水してはいけません。 これは乾いたとき、地割れを起こすからです。

立ち型はそのまま成長を待ちますが、ツルが立ち上がるように篠竹やキュウリネットで自然誘引します。

地ばいはワラを敷いて実と葉裏の汚れを防ぎます。本葉が5〜6枚になったら芯を止め、ツルと葉の付け根からでてくる脇枝に実をならせます。

苗を植えた直後は風に振り回されて葉がダメになってしまうのを防ぐために、肥料袋の両端を切って4本の棒を使ってかぶせます。 ツルがこの袋を乗り越えようとする位になったら袋を外します。

収穫が始まったら肥料を株の周りに与え、薄く土寄せします。

収穫は毎日朝採りするのが理想的ですが、家庭菜園では毎日は無理ですので少々小さくとも収穫します。 あまり大きくすると苗が疲れてしまいます。

スイカ・カボチャ・マクワウリ・白ウリ・露地メロンなどはすべてウリ科の植物で作り方は地ばいキュウリと 殆ど同じです。大型果実の場合は1本の苗につける数を調整すれば立派なものができます。


 

連作

ウリ科の植物は同じ場所に3年間は作らないでください。


病害虫

連作をすると根こぶ病やツル割れが発生します。また、収穫終期になるとウドンコ病が発生します。
これまでの収穫に感謝しましょう。


保存

これはおなじみの野菜であり、皆さんよくご存知ですので、ここでは割愛します。


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