里芋(サトイモ科)


蒔き時と収穫時期

5月の連休に植え付け、10月に葉が枯れ始めたら収穫開始です。


品種

子イモ系の土垂(とだれ)、八つ頭、親イモも食べるセレベスの3種類が代表品種です。
土垂は収量が多い。
八つ頭は煮こぼさずに調理できホクホクの味。さらに芋茎(ずいき)といって茎の皮をむいて天日乾燥させたものもできる。
セレベスは何より親イモが食べられる無駄の無さと八つ頭と同じく、煮こぼさず調理ができる。
と各々に特徴があります。


作り方

里芋は熱帯性の野菜ですが、日陰でも良く生育すると言われています。但し、乾燥を嫌うようです。

畝幅80cmの2条植えとします。20cm程度の深さの畝溝を掘り、 堆肥と油粕を多少多めと化成肥料を25cm間隔に置いてゆきます。

施肥したあいだに種芋の発芽部を上にして転がらないように置き、 掘った土を全部埋め戻すと共に、周囲の土も山になるようにかけます。

地温が上がるのと乾燥防止を目的に、ワラを敷きその上に薄いビニールを被せます。
ワラもビニールもなければ省略してもかまいません。

発芽するとビニールが持ち上がりますから、その部分を切って芽を表に出してやります。
最初の芽は1本でも成長するにしたがい何本もでてきます。

成長の間あまり手を掛けませんが、除草と肥料を適宜与えます。

葉が枯れてきたらスコップで掘り起こし収穫します。


 

連作

2年程度間をあけたほうが良いでしょう。


病害虫

これが芋虫というのかどうかは知りませんが、1本角でからだが黒い虫が葉を食害します。 私は見つけ次第つぶしています。
又、葉の裏にアブラムシが寄生しますが、雨が降れば自然と居なくなるようですので、放っておきます。


保存

チャンとした祠があればそれを利用すればよいのですが、素人の私にはありません。
そこで収穫は1週間分を堀り上げ、それ以外は畑にそのままにしておきます。
子芋を欠き落とさないように収穫し、発泡スチロールの箱に入れておいても保存はできます。 しかし発泡スチロールの処分に困りました。

種芋は高いので来年分の種を保存します。
畑に60cm位の穴を掘り、ワラを敷いて種芋を入れ、 上にワラをかけて埋め戻します。芋にキズがあると、そこから腐敗しますのでその場合は草木灰をまぶします。


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