種まき:秋の彼岸前後1週間
収穫 :玉が太り、茎葉が自然と倒伏したら。(明年6月)
ねぎは彼岸を2度越すとねぎ坊主ができて硬くて食べられなくなります。そこで春の彼岸だけを越すように作ります。
調理万能のホワイト系とサラダ向きのレッド系があります。ホワイト系では泉州や札幌黄高などと呼ばれたものが
あります。土地の名前はその土地に合った品種ですが、大切なのは、自分の土地の日の出から日の入りまでが何時間か
で品種を選ぶことです。つまり地名は昼間の時間長と読み替えて下さい。因みに、地名の後の白や黄は果肉の色、その後の文字
は玉の形を表すようです。
少量であれば種苗商から求めましょう。
種からやりたければ、土の酸性度の調整と、堆肥と油かすをすき込んで苗床とし、そこに種をバラまきします。
野菜の種の覆土は通常,種の径の3倍といわれておりますが、
ネギは薄くかけ,敷わらをして乾燥を防止して発芽させます。発芽したら敷わらはすぐとりましょう。
古い種は発芽しませんので、毎年、新しいものを購入します。
本格的に霜の降りる前(10月下旬)に本植えするのですが、それまでに苗の太さが割り箸の割った片方くらいに
なっていれば理想的です。爪楊枝くらいのものでも本植え以降の管理の仕方でそれなりのサイズになりますから
あきらめないで下さい。
腐葉土か堆肥をすき込み、そこに苗が倒れない程度に浅く本植えします。間隔は玉が大きくなった時を想像して20〜25cm
とします。あまり混み過ぎると玉があまり大きくならないばかりか、成長後期に風通しが悪くなり
病気になることもあります。
根が安定したら、化成肥料か油粕を2週間に一度、ばらまきます。
霜で浮き上がるのを防ぐために、藁か腐葉土を敷けばBESTです。
3月になったら施肥は中止します。暖かくなてから急成長しますが、これを助長すると収穫してから
腐りやすくなるからです。
葉茎が自然に倒れたら玉ねぎが休眠に入ったので収穫します。
おまり心配する必要は無いようですが、1年あいだをあけて下さい。
経験ありません。
収穫した玉ねぎの根と葉を切り落とし、4,5個位を縛って軒下に吊して保存します。
または根と葉茎を切り、ネット袋に保存します。要は自然乾燥の状態にして腐るのを防止するわけです。
秋まで保存した玉ねぎから芽がでてきたので100本試験栽培してみました。すべてが
とうだちして収穫できませんでした。「ネギは彼岸を2度越すととうだちする。」の実験結果です。
2度越さずともとうだちするものがあります。早めに見つけて食べてしまいましょう。