よい土を表現するのに、「水もちがよく、水はけがよい。」と二律背反に思えることをいいますが、
これは「野菜が成長するのに必要な水分は保持するが、根腐れするほど残っては困る。」という意味です。
悪い土は水分があるときは羊羹状で、乾くと岩のように硬くなります。
土作りには有機肥料を多く使い、化学肥料は速効性をを求められる時以外は極力使用しないときめてかかります。
よい土になってくると、ミミズが生息するようになります。このような土で育つ野菜は病気にかかりにくく、おいしい野菜となります。
分類 | 区分 | 窒素 | 燐酸 | カリ | 有効期間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
有機肥料 | 堆肥 鶏糞 油粕 米ぬか 骨粉 |
0.5 3 5 2 5 |
0.5 3 2 4 22 |
0.5 2 1 2 ー |
2ヶ月 2週間 3週間 3週間 3週間 |
土壌改良の本命 ねぎ類には施肥しない |
化学肥料 | 普通化成 硫安 尿素 過燐酸石灰 石灰窒素 |
8 20 36 - |
8 ー ー 16 |
8 ー ー ー |
2週間 2週間 2週間 2週間 2週間 |
通常使うもの 単肥は使わない 同上 同上 殺虫作用がある |
その他 | 草木灰 消石灰 炭酸苦度石灰 |
ー ー ー |
2 ー ー |
5 ー ー |
2週間 ー ー |
酸性土壌の中和に半年有効 同上 同上 |
*堆肥は熟させるために投入した有機肥料の種類と量によって成分量が変わります。
*窒素、燐酸、加里が同率の普通化成でも8−8−8や14−14−14などもあります。
そのようなことから、上表の数値は目安として見て下さい。