トウモロコシ(イネ科)


蒔き時と収穫時期

4月中旬から5月いっぱい種まきができますから、 何回かに分けて種まきすれば長く楽しめます。
収穫は7〜9月です。


品種

ハニーバンタム、スーパースイートなど糖度の高い美味しい品種を選びます。


作り方

トウモロコシは肥料食いですので、元肥はたっぷりやりましょう。畝溝を掘り、30cm間隔に化成肥料1握り、 油かす・鶏糞を1握りづつ、堆肥をちょっと多めに二握り施し、土をかぶせ肥料の上となる所に 種を3粒まき土をかけます。
種は播種する5時間位前に発芽抑制剤を洗い(種袋に水を入れ、すすぐ程度) 水につけておくと発芽がよくなります。

畝は短くとも2畝以上にすると受粉成績が良くなります。畝幅は70cmとします。

苗丈が6cm位のときに1株2本にします。1本しか出てない株には3本出ている所から移植します。 トウモロコシの根はゴボウ根といって、深く伸びているので切らないように注意してください。

成長に合わせて肥料を2週間に1回与え、厚く土寄せします。これは倒伏防止が一番の目的ですが、 茎の一番下から根が出てきますので、これにも養分を吸収させるためです。

脇芽がどんどん出てきますのでつけねからかき取ります。
但し、脇芽と実になる芽を間違わないように。

ヒゲが茶色く変色したらちょっと皮をむいて出来具合を確認して収穫してください。 収穫直後のものと1日たったものとは味に大きな差があります。一度比べてみるのも面白いと思います。


 

連作

あまり気にしなくとも良いのですが、どんな作物でもなるべく連作しないようにしましょう。


病害虫

自分で20年作って一度も病気になったことなありません。ただし、虫食いになるのは毎度のことです。

又、収穫に丁度良いものを鳥(多分、カラス)が皮をむいて食害します。私は周囲に寒冷紗や防風ネット を畝全体を巻くようにします。天面は空いたままですが、充分効果はあります。聞いた話ですが 「ストッキングを被せる」方もおられるようです。

子供の頃、親の畑で握り拳位の黒っぽい固まりが付いていたのを記憶しています。オバケと言っていました。 今は毎年無菌の種を購入していますが、当時は去年できた種を乾燥させて残し蒔いたからではないかと推測しています。


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