深泥池(京都市北区)−私の探鳥地案内@

 

四季を通して、豊かな自然が残っていた場所でした。過去形になっているのは、最近
野鳥が激減してしまって余り立ち寄らなくなったからです。
それでは何故最初に紹介することにしたのかですが、私に野鳥及び自然の素晴らしさ
を教えてくれた大事な場所だからです。
またこの場所で多くの人と知り合うことが出来たからでしょう。
余り文章で述べるのではなく、多くの写真で見て感じて頂きたいと思います。

 

3月初旬には朝早く、もやが湧き立つ 池沿いのコバノミツバツツジが映える
4月の柔かい光はとても人に暖かい 一度だけ池畔に藤の花が見事に咲いた
初秋の池にはとても静かな時間が流れる 池の紅葉は本当に素晴らしい!
雪が降ると、この池をたくさんの人が訪れる それはこの池がとても魅力的になるからだ
寒い朝、水面に氷が張り不思議な模様が この素晴らしさはとても写真では表現できず
この池にはスゴイ数のチョウトンボがいた キイトトンボも小さい命の火を燃やす
朝露を体にまとうカマキリ ゴマダラカミキリも出迎えてくれます

キトンボ。この美しさもいつまで見られることか 夏は池面にタヌキモの黄色い花がいっぱい
小さな生命も優しく包容する自然 厳冬の2月に見つけたキチョウ。頑張れ
トラフトンボがミツガシワの葉にとまる トンボは62種も観察された(今は昔)
ジュンサイから顔を出したアオダイショウ アカガエル。カエルもとても多い。
アオイスミレはとても小さな宝石。見てほしい。 歩く足元に見つけた春。雑木林は楽しい。

シュンランもひっそりと咲く この花の白さが映える群落を見て欲しい
コバノミツバツツジは春の案内人 白いカキツバタはこの池の純粋さの結晶
ヒシはよく繁茂していた(今は?) フユイチゴをぶるぶる震えながら見る冬の朝
カイツブリの繁殖率は極めて低い。バスめ! 昔は鳥の水場があった。人の欲がつぶした。
昔はこの池の象徴であったヨシガモ♂ 冬の池にはマガモの緑がよく映える
餌採りに懸命なチュウサギ(何をくわえてる) カワセミも日に一回は観察出来た。
深泥池の冬は私にとってはルリビタキである コゲラがミヤマウメモドキにて子育て開始
冬はカラ類が活発に飛び回る 珍しくオオタカの幼鳥が観察できた。

 

深泥池の脇の道路を拡幅する工事が強行されようとしています。その工事が実施されれば
この池は必ず衰えていくでしょう。10何万年前から育まれて来たこの池が、ここ数十年の一部
の人間の欲望を満たす為だけに殺されていくのです。本当に許されてよいことでしょうか。
上記の写真にて静かに私は訴えます。

 

*深泥池で私が確認したトンボ一覧

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