衆議院職員試験

 衆議院では、事務局と法制局では、それぞれ独自に採用試験を行っている。

 それぞれの特徴を理解して応募しよう。

衆議院事務局

 議院の自律権に基づき、衆議院の事務を処理するため置かれている機関で、そこで働く職員は、特別職の国家公務員とされ、国会の立法活動を補佐するさまざまな仕事に従事している。大卒相応の試験としてはT種試験とU種試験を実施している。

 T種の採用は若干名とされ、実際には2〜3名が毎年採用になっている。この他に、衆議院では、国家T種からの採用も同数程度毎年いる。

 U種の採用は約20名とされているが、実際には十数名程度である。

○ 従来は、T種とU種の併願はできないことになっていたが、今年から、両者の試験日がずれたため、併願が許されることとなった。

 衆議院法制局

 議院法制局は、議員の法制に関する立案に資するために置かれ、議員発議の法律案・ 修正案及び委員会提出の法律案の立案、委員会の命による法制に関する予備的調査、議員等からの依頼による法制に関する調査等を行っている。
 近年、議員立法は、複雑多様な社会経済情勢を反映して質量ともに拡充しており、その重要性は増大している。そのためか、近年新卒の採用を始めたものである。試験レベル等は、衆議院と同等と思われるが、正確に把握していない。

衆議院事務局

本会議・委員会等の会議運営・調査等に関する事務、一般事務
     ○衆議院事務局職員採用I種試験(上級係員の採用試験)・・・・・・大学卒業程度
     ○衆議院事務局職員採用II種試験(中級係員の採用試験)・・・・・・大学卒業程度

1 試験の種類

  【本会議・委員会等の会議運営・調査等に関する事務、一般事務】
     ○衆議院事務局職員採用I種試験(上級係員の採用試験)・・・大学卒業程度
     ○衆議院事務局職員採用II種試験(中級係員の採用試験)・・・大学卒業程度



 試験日程

 
I種試験
II種試験
採用予定年月日
平成16年4月1日
採用予定数
    (参照)
若干名 約20名
受験資格
昭和52.4.2〜57.4.1生まれの者
・日本国籍を有する者
・国会職員法第2条の規定により国会職員となることができない者以外の者 
受付期間
5/6(火)〜5/23(金) 5/20(火)〜6/6(金)
持ち込みの場合は土、日、祝日を除く勤務時間内(10:00〜17:00)
郵送の場合は、当日消印有効 
第1次試験
6月7日(土) 7月12日(土)
試験場 
東京大学法学部校舎
(文京区本郷7−3−1)
東京大学教養学部校舎(目黒区駒場3−8−1)
1次合格発表日
6月13日(金) 7月17日(木)
第2次試験
(1)6月21日(土)
(2)7月2日(水)、3日(木)
のうち指定する日
7月29日(火)
試験場
衆議院第二別館 東京大学法学部校舎
(文京区本郷7−3−1)
2次合格発表日
7月7日(月) 8月13日(水)
第3次試験
7月14日(月)
(1)8月20日(水)、
  21日(木)のうち
 指定する日
(2)8月26日(火)、
  27日(水)、
28日(木)のうち
 指定する日
試験場 
衆議院第二別館
最終合格発表
7月下旬頃 9月初旬頃

(参照)

    〜 語学有資格者及び海外留学経験者等の優遇について 〜

   II種試験の第1次試験の合否判定に際して、通訳、英検等の語学資格、及び海外留学等の経験も考慮されます。

試験内容

I種試験
 
第1次試験
筆記試験 一般教養/多肢選択式(120分)
専  門/多肢選択式(120分)
東京大学教養学部
第2次試験
第1回
筆記試験 論文/記述式  2問(120分)
 @憲法(必須)
 A行政法又は民法(いずれか選択)
衆議院事務局
第2回
身体検査

面接試験
胸部X線撮影、血液、尿検査を含む
個別面接による人物評価
第3次試験 口述試験

 ※専門試験の出題範囲:憲法、行政法、民法、刑法、労働法、政治学、行政学、経済学、財政学、社会政策、国際関係

II種試験
 
第1次試験
筆記試験 一般教養/多肢選択式(120分)
専  門/多肢選択式(120分)
東京大学教養学部
第2次試験
筆記試験 論文/記述式  2問(120分)
 @憲法
 A社会科学一般
東京大学法学部
第3次試験
第1回 イ 身体検査 胸部X線撮影、血液、尿検査を含む
衆議院事務局
ロ 集団面接試験
第2回 個別面接試験

 ※専門試験の出題範囲:憲法、行政法、民法、刑法、労働法、政治学、行政学、経済学、財政学、社会政策、国際関係

 
 

春の受験者説明会について

 参加対象者 衆議院事務局職員採用I・II種試験受験希望者

 日時 平成15年5月9日(金)・12日(月)
         午後2時より(約90分の予定)

 場所 衆議院第二別館3階 人事課分室

 ※参加希望の方は人事課任用係まで電話にて御予約下さい。(締切 5月8日(木)午後3時)
   なお、いずれの日も先着100名程度に限らせて頂きます。

 ※衆議院事務局職員採用II種・III種・衛視各種試験受験者については採用試験終了後、試験場にて職務説明会を行います。
   II種 平成15年7月29日(火)第2次試験終了後(約90分の予定) 東京大学法学部校舎
    III種 平成15年9月13日(土)第1次試験・作文試験終了後(約90分の予定) 東京大学教養学部校舎
    衛視 平成15年9月13日(土)第1次試験終了後(約60分の予定) 東京大学教養学部校舎

   ※この説明会に関しては電話予約の必要はありません。

 

 個別相談の実施について

  衆議院事務局人事課では、平成15年度衆議院事務局I・II・III種各種試験の受験を希望される方のために、面談室を設け、職務内容や採用試験に関する相談を随時行っています。ご希望の方は、あらかじめ人事課任用係までご連絡下さい。

【相談時間】10:00〜17:00

(あらかじめご連絡がない場合、お待ちいただくことがあります。)



8 問い合わせ先

試験に関する問い合わせ、採用説明会の予約、受験申込書の請求・提出は、
衆議院事務局庶務部人事課任用係宛にお願いします。


 

  衆議院事務局庶務部人事課任用係(衆議院第二別館5階)
   郵便番号 100−8960 東京都千代田区永田町1−7−1
            03(3581)6866(直通)
            03(3581)5111(代表) 内線2668

  地下鉄丸の内線、千代田線国会議事堂前駅下車(4番出口)徒歩1分
  銀座線、南北線溜池山王駅下車(5番出口)徒歩7分
  地下鉄有楽町線、半蔵門線永田町駅下車(1番出口)徒歩10分

  

   ※この説明会に関しては電話予約の必要はありません。

 

衆議院T種試験の倍率

1次申込

1次受験a

1次合格

2次合格

最終合格b

倍率 a/b

平成14年度 119 62 38 11 2 31.00
平成13年度 193 127 33 11 2 63.50
平成12年度 160 93 25 11 3 31.00

平成11年度

166

117

27

3

39.00

平成10年度

146

90

24

2

45.00

平成9年度

201

131

35

3

43.67

平成8年度

235

121

31

2

60.50

平成7年度

218

150

36

3

50.00

衆議院U種試験の倍率

1次申込

1次受験a

1次合格

2次合格

最終合格b

倍率 a/b

平成14年度 1459 969 260 80 21 46.14
平成13年度 1560 1182 250 55 16 73.88
平成12年度 1,487 1,034 193 68 15 68.93

平成11年度

1,686

1,258

196

14

89.86

平成10年度

1,391

1,011

206

16

63.19

平成9年度

,2074

1,563

200

19

82.26

平成8年度

2,323

1,538

201

24

64.08

平成7年度

2,219

1,756

206

21

83.62

 

衆議院法制局職員採用I種試験案内



  
〈採用説明会〉
 1.日時及び場所 平成15年1月23日(木)
                衆議院第二別館会議室(5階)
          平成15年3月26日(水)
                衆議院第二別館会議室(5階)
            (両日とも午後2:00〜3:30 内容は同じ)

 2.連絡先 参加を希望される方は、法制企画調整部総務課まで電話で事前に御連絡
      ください。    TEL 03−3581−1570
                   03−3581−5111代 内線3076

〈試験案内〉
 1.試験の名称
    衆議院法制局職員採用I種試験(上級職員を採用するための試験)

 2.受験資格
  (1) 受験資格
     イ 昭和52年4月2日から昭和57年4月1日までに生まれた者
     ロ 昭和57年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの
      a 大学を卒業した者及び平成16年3月までに大学を卒業する見込みの者
      b 衆議院法制局長がaに掲げる者と同等の資格があると認める者

  (2) 次のいずれかに該当する者は、受験資格がありません。
     イ 日本の国籍を有しない者
     ロ 国会職員法第2条の規定により国会職員となることができない者

 3.採用予定人員  若干名
 4.採用及び待遇
    採用予定年月日   平成16年4月1日
    待遇 初任給は行政職給料表(一)3級1号給で、国家公務員採用I種試験に合格
    し、一般職の職員として採用された政府職員と同待遇

 5.試験内容
  (1) 第1次試験
     イ 試験日   平成15年5月11日(日)
     ロ 試験場   東京:東京大学本郷校舎法文1・2号館
             京都:京都大学総合人間学部E号館
             福岡:九州大学文科系学部講義棟
     ハ 試験内容
      a 教養試験(多肢選択式) 120分  出題範囲…社会科学、人文科学、
                           自然科学に関する一般知識
      b 専門試験(多肢選択式) 120分  出題範囲…憲法、行政法、民法、
                           刑法、労働法、政治学、行政学、
                           経済学、財政学、社会政策、
                           国際関係
     ニ 合格者発表  平成15年5月19日(月)
              衆議院第二別館1階玄関に掲示発表します。
              各人に合否を別途郵便で通知します。

  (2) 第2次試験(第1次試験合格者に対して行う。)
     イ 試験日   平成15年6月7日(土)
     ロ 試験場   衆議院第二別館
     ハ 試験内容
      a 論文試験  180分  出題範囲…憲法、行政法、民法
      b 面接試験 
     ニ 合格者発表 平成15年6月16日(月)以降、各人に合否を郵便で通知
            します。

  (3) 第3次試験(第2次試験合格者に対して行う。)
     イ 試験日   平成15年6月25日(水)
     ロ 試験場   衆議院第二別館
     ハ 試験内容
      a 口述試験
      b 面接試験
     ニ 最終合格者発表 平成15年6月25日(水)以降、各人に合否を郵便で
      通知します。

 6.受験手続
  (1) 第1次試験
     イ 受験申込書の請求
       受験申込書及び衆議院法制局パンフレットは、衆議院法制局法制企画調
       整部総務課で交付します。
        郵便で請求する場合は、封筒の表に「法制局I種請求」と朱書し、宛先
       を明記して200円切手を貼った角2(A4判が入る大きさ)程度の返信
       用を筒を同封してください。
     ロ 提出書類
        受験申込書(当法制局交付のもの)
     ハ 提出方法
        郵送又は持参により提出してください。
        郵送による場合は、封筒の表に「法制局I種受験」と朱書し、配達記録
       郵便にしてください。
     ニ 受付期間
        平成15年4月1日(火)から4月25日(金)まで
        (土曜日及び日曜日を除く。)
        (郵送による場合は、4月25日消印有効。)
        受付時間は、午前10時から午後3時まで
     ホ 提出先及び問合せ先
        衆議院法制局法制企画調整部総務課 (衆議院第二別館9階)
         郵便番号 100-0014 東京都千代田区永田町1−7−1
         TEL 03−3581−1570
             03−3581−5111代 内線3076
      (最寄駅)
       営団地下鉄丸ノ内線、千代田線国会議事堂前駅下車(4番出口)徒歩1分
       営団地下鉄有楽町線、半蔵門線、南北線永田町駅下車(1番出口)
       徒歩10分
       営団地下鉄銀座線、南北線溜池山王駅下車(5番出口)徒歩7分

  (2) 第2次試験及び第3次試験
       第2次試験の受験の際に、大学の卒業証明書又は卒業見込証明書及び成績
      証明書(大学院を修了した者又は大学院生の場合は、大学院の修了証明書又
      は修了見込証明書及び成績証明書も併せて)の提出が必要です。
       また、第3次試験の受験の際に、健康診断書の提出が必要です。
       いずれも、試験当日に、持参してください