ハワイ紀行
アメリカ公法を少しは研究しないと、日本法に判らないところがあるという危惧感と、法科大学院で教鞭をとる以上、アメリカのロースクールというものの実態を知る必要があるという二つの問題意識から、2005年夏、一念発起してハワイ大学ロースクールを20日間訪問しました。 その後、さらに2006年、2007年と連続3年間、合計すれば60日間ほど、夏にハワイを訪問する、ということを行いました。
これは、ハワイ大学法科大学院というものを通じて、アメリカにおける法律教育制度を研究したものです。その研究成果は、2009年に刊行した『人権論の間隙』の末尾に掲記しております。
ここに収録しているのは、そうしたハワイ訪問に際して感じた様々なことを書きつづったものです。