更新記録

 2000年第3四半期分

 

 

  29日  憲法訴訟第14回分をULする。
  26日  昨日の法学、一部誤植があり、手直しをした。また、明日の統治機構=条約をULした。
  24日  長かった夏休みも終わり、いよいよ明日から冬学期が始まる。私も夏休み呆けを解消して頑張らねば。困ったことに、行政科合宿で引いた風邪がまだ抜けない。あまり張り切って声を張り上げるととたんに喉をやられて週の終わりには声が出ないので休講、なんて馬鹿な羽目に陥るから、適当にセイブしながらやらなくてはならない。

 法学及び人権論のそれぞれ第14回をULした。

  22日  行政科研究室の合宿で16日から19日まで4日間、蓼科セミナハウスに行って来た。先週の日曜日から風邪を引いていたうちの子供の風邪が移ったのか、高原の涼風で風邪を引いたのかは判らないが、着いた夜から風邪気味。それでも向こうにいる間は何とか元気にやっていたのだが、帰って来て気がゆるんだらもう駄目。目下辛いところである。

 そこで今月の憲法研究会は中止する。来月の憲法研究会は、変則的であるが、10月28日(土)10時より、324講堂で行う。

 ゼミナールの後期予定が一応できたので、HPに掲記した。なお都合により変更することがある。

  12日  4日の更新記録に書いたとおり、秘密の部屋に雑記事項という欄を新設してみた。しかし、こういうものを書くと、どうしてもプライバシーが気になる。いろいろ調べたところ、私がホームページを設けているBiglobeがアクセス制限のサービスを提供していることが判った。有料だが、プライバシー確保のためには致し方ない、と割り切り、本日から導入した。

 この部屋に入るパスワードは、関係者には別途お知らせするが、何かの関係で漏れてしまった人は、私まで連絡をしてください。折り返し、お教えします。

  11日  先週6,7,8と3日間、ゼミ旅行で軽井沢に行った。長袖では肌寒いくらいの陽気だった。その反動で、家に帰ってきて、暑さにまいっている。

 軽井沢で現室生諸君と話し合った結果、憲法研究会のこの秋最初の月例会(第4回例会)では、あれこれいじらず、単純に今年の司法試験問題をやろう、ということになった。そこで、今回は2問とも取り上げて行う。問題文は、例によって秘密の部屋に掲記してある。

  05日  うっかりして昨日、8月中に書店の店頭に並んだ戸松秀典師の『憲法訴訟』を、私の憲法訴訟講座の図書紹介の欄に掲記するのを忘れていた。急いで本日掲記した次第。内容的には、憲法訴訟というものがわかっている人間でないとちょっと判りにくい(つまりこの本で憲法訴訟を判ろうとしている人間には少し難しい)本で、少々失望している。しかし、これが取り上げたテーマは今後、国家試験で出たら文句が言えない、というような意味において、事実上の標準になるのではないかと思う。その意味で、国家試験受験者にとっては避けて通ることのできない本だと思う。
2000年9月 04日  夏休みにはいるとともに、自宅のパソコンの調子が非常に悪くなり、いろいろと対策を講じたのだが、どうしても駄目。どうも気温のために、ビデオ・チップが熱暴走を起こすらしい、と永田先輩がいう。彼の助言を受けていろいろやったが、結局w98を再インストールすることになった。その結果、その上に乗っているすべてのソフトもまた再インストールすることになった。CD-RWがあるので、自分で作ったファイルの以降作業は昔に比べると比較にならないくらい楽になったが、それでも結構大変。久しぶりにこのページを開いてみて、前回の修正から丸1ヶ月も経っているのを発見して愕然とした。

 もっとも更新間隔が大きく開いてしまった原因は外にもある。外でもない、Biglobeから借りているこのHPの容量が無料で使える限界に近づいてきているのである。

 そこで、前のように気楽に何でもULしないことにしたのだ。しかし、それではHPとしての機能を果たさなくなってしまうから、せいぜい不要の頁は片づけることにした。皆さんから見えないところで、細かく削るという作業はこの1ヶ月の間もやっていたのだ。

 今日は、大きな変更。すなわち、行政科研究室の部屋をこのHPから削ることにした。というのも、これは現在は、日本大学法学部のHP内に全く同じものがあるようになったからだ。そこで、そちらにリンクをつなぎ直した。

 また、秘密の部屋の記載事項がこのところ全くいじっていなくて、あまり面白いものではないので、今回雑記事項というコーナーを新設してみた。ゼミ生諸君や私の身辺雑記である。

  03日  研究室HPの随筆のファイリングボックス内にある書評を、偶然html形式で見て、外からでは読めない欠陥商品であることを昨日発見して、愕然とした。アクセスして、うまく動かなければどこかHPの方がおかしいのだと考えて、是非連絡をください。とにかく、そういうわけで、前にULしてあった分を消して、改めて、ULし直した。その後に書いた文も追加したので、かなり内容豊富のファイルに変身した。是非読んでください。うまく読めないようなら、必ず連絡を下さい。
2000年8月 02日  研究室HPの随筆のファイリングボックス内にあるドイツ随筆は、先日、ある人にいわれて内容を確認してみたところ、半分壊れて読めなくなっていた。やはりこういうものは、フレーム形式でなければだめと痛感したので、全面的に作り直してみた。これでちゃんと読めるようになったと思う。お楽しみいただければ幸いである。
  30日  昨日は日弁連がロースクールシンポジウムを開催したので、私も出席した。1時からほとんど休憩も入れずに6時半近くまで続くという実にハードなシンポジウムだった。それにも関わらず、依然として隔靴掻痒の感があるのは、問題がそれだけ大きいと言うことを意味しているのだろう。本当に20世紀の間に結論を出せるものか、首を捻りたくなる。しかし、法曹三者は一気に拙速主義で決着を付ける決意でいるらしい。後で後悔しなければよいが。

 先にULした外国人参政権の論文の初稿のゲラが帰ってきたので、それに合わせて改めて手を入れた。早めにULするとこういう目に遭うということを忘れていた。

  26日  数日続いた酷暑が一段落して、今日はほっと一息。時々このように息を抜かせてくれると、夏も楽なのだが。

 先日、司法試験の論文式試験が終了したが、昨日、試験問題を手に入れたので、司法試験の過去問のファイルに追加した。また、この問題に対する解説を秘密の部屋に掲載したので、関心を持っている人は読んでほしい。

  22日  ようやく夏休み前の最後の日に辿り着いた。こう暑いと本当に頭が良く回らず、講義をするのが辛い。だから長かった。やはり7〜8月を夏休みにした法がよいのではないだろうか。9月も確かに暑いが、十分に身体が熱さになれているから、いまほど辛くはないと思うのだが。

 それはさておき、ゼミ及び憲法講義の最終回のレジュメをULした。

  21日  このところ、ずっと頑張って書いていた「定住外国人の参政権」を一応脱稿させた。ついでなので、研究室HPの論文にULした。学期中はゼミ室HP関係のULに忙しく、とても研究室HPまで面倒を見る余裕がなかったので、ずいぶん久しぶりである。

 この論文、内容的にも変わっている。非常に強い政策意識に支えられているのだ。現行の政策批判の目的での論文は既に幾つか書いているが、特定政策を実現することを主張しての論文というのは私としては初めてである。

 皆さんの中にも、わが国総人口が2007年から減少を始めること、その後、大変な高齢化社会が来ることは知っている人が多いと思う。しかし、22世紀初頭までに、わが国人口は現在の半分近くにまで減る、ということまで知っている人は少ないのではないだろうか。人口が激減して、その上高齢化社会になるのだから、これまでどおりのやり方をしていては、わが国が滅亡することは間違いない。唯一の対策は、海外から優秀な若者を多数移民として招致することと思える。そうなると、彼らをどう優遇して、日本に来る気にならせるかが問題となる。私としては、答は外国人に対する差別をなくすこと、特に参政権を与えること、ということになるのだが、皆さんはどうお考えだろうか。是非意見を寄せてほしい。

 この論文のテーマには、一つの思い出がある。日大法学部は法律関係だけでなく、政経や新聞に至るまで非常に幅広いから、それを生かして、毎年3月に学内学会といって、内輪だけの学会を開いている。1995年の学会は3月1日に予定されていた。私は、その学会で、この外国人参政権問題を取り上げて報告したのだが、その前日、2月28日に、最高裁が外国人の地方参政権は憲法の禁ずるところではない、という判決を出し、3月1日の朝刊にでかでかと載ったものだから、私の報告はにわかに出席者の注目を集めてしまった。しかし、いくら質問されたところで、新聞に書いてあるいい加減な情報以外は私も持っている訳ではないから、回答に苦労した。

 こういう判決が出た以上、その内容を吟味してからでなければ論文は発表できない、と判断して、その時書き上げてあった論文はお蔵入りにしてしまったのだが、一度そうすると、なかなか再度筆を執るきっかけがつかめない。今回、先に挙げた問題意識にせっつかれてようやく日の目を見ることになったわけだ。体裁は大幅に変わってしまったが、それでも今回の論文の後半部分の憲法解釈論には、当時のものがほぼそのまま残っている。

  16日  依然として酷暑の毎日が続いている。気象庁はしつこく梅雨明け宣言を出さない。

 書斎に籠もって私は今日もせっせと論文書き。暑さが身に堪える。

 法学と人権について、夏休み前最後のULをした。

  14日  依然として酷暑の毎日が続いている。私は暑さにいつも弱いが、今年はことのほか辛い。なぜなのか判らない。やはり年ですよ、と某氏にいわれたが、私としては認めるつもりはない。

 明日のゼミは、私の専門というべき法律と予算。したがってレジュメも膨大なものになってしまった。先週分と併せて2時間で話し切れるのだろうか。憲法訴訟もULした。

 先に、法学部長選挙があり、稲田先生が新学部長として選ばれた旨を書いたが、その後、本部は待てど暮らせど、正式の任命をしない。規則によると、学部での選出を受けて理事会で審議した上で総長が任命することになっているのだが、夏休み前の最後の理事会は7月7日に開かれたが、実質審議を全くせずに棚上げしたという。したがって、正規の学部長が選出されたにも関わらず、代行が存在するという状態が10月くらいまで続いてしまう、という異常事態ことが確定してしまった。坂田代行としても、積極的な活動はやりにくいので、いまの法学部は半身不随状態。ロースクールの創設をはじめとして、問題が山積みで積極的に取り組んでいくべき今の時期にこういう状態は実にまずい。いまの総長は、昔稲田先生が法学部長であった時代にやり合った当事者というから、その人が再び選出されたのでは気に入らない、という気分は判るが、学部の自治という基本線を無視しての行動には、大学人としての矜持はないのだろうか、と不思議になってしまう。

  11日  実に暑い。本当に梅雨はもう明けたのではないかと思える天気。

 その酷暑の中で書斎に籠もり、一方で間近に迫った日本法学への論文の締め切りをにらみながら論文書きに精を出し、他方で、せっせとレジュメ作りに精を出す。一台のパソコンで同時に二兎を追うのだから実に大変。

 特に木曜日の憲法訴訟は、うっかりして次の木曜日が海の日で休みであることを忘れていた。だから夏休み前の最後の講義になる。どう結末を付けるか、頭が痛い。明日もう一日考えることにしよう。

 更新記録を書いている暇がなかったが、先日、憲法研究会の夏休み中の予定などをULしておいた。関心のある人は是非見てほしい。

  8日  台風3号は関東地方には上陸せず、太平洋岸を北上していった。都内は10時くらいには通り過ぎたらしいが、茨城に住む私のあたりではその頃はまだ台風の最中で、おいそれと出かけるわけにも行かず、憲法を休講にした。この分をどうやりくりするか、頭の痛いところ。幸福追求権を最後に一回つぎ込んで話す予定だったのを、人権総論の一部として話すことで、調整することにしたい。

 なお、今年の法桜祭は、11月1日〜5日である。例年、水曜日が法桜祭の期間にかかることはないので、安心して日程を組んでいたが、今年はなぜか11月1日が掛かってしまった。したがって、大宮での統治機構の講義も1回減らさなければならない。こちらはどう調整するか、目下考慮中。

 このHPを開設してから半年が過ぎたが、本日までの累積アクセス件数2548件。好評なようで嬉しい。

  7日  七夕であるが、台風3号が接近してきて、最初のうち曇天。夕方から激しい雨が降り始めた。明日の講義に備えてレジュメを作成した。しかし、午前6時に段階で首都圏の主要JR線のどれかが普通であれば、全学休講となる。だから講義は流れる可能性が高い。でもせっかく作ったのだから、ULしておくことにした。

 昨日の憲法訴訟のレジュメはできが悪く、講義をしていて身の縮む思い。これも問題箇所は修正してULし直した。

  4日  激しい暑さが今日も続いていい加減顎を出しかけている。気候の変化に身体が適応し切れていない、という感じ。

 前回のゼミナールで、自己批判したことがある。憲法訴訟の、立法の不作為を講ずるに当たり、判決の方式や効力については、講義の最後の頃に話すつもりなので、触れなかったことである。その結果、でてきた論文がすべて、立法の不作為に対応した判決の方式論が完全に欠落していたのだ。講義としての体系に注意を向けるあまり、個々のテーマとしての体系性に触れていなかったのだ。このようなことでは、国家試験受験志向型の講義とは言えないので、今後は幅広く講義することにした。さしあたり、6日に講義する憲法訴訟では、可分性に関する議論にも改めて論及することにした。

 統治機構、司法権の独立をULした。

2000年7月 2日  いよいよ7月。更新記録も3番目のファイルに突入した。

 まるで梅雨が明けたかと思わせる暑い日になっている。私は相変わらず体調の悪さにあえいでいる。皆さんも、気候不順な折から、体調に気を付けましょう。

 昨日行ったゼミ及び憲法の講義について、レジュメをULした。ULするに当たっては、どちらも講義時間に配賦したレジュメに若干の加筆を行っている。

 法学及び憲法人権論についてULを行った。