更新記録

 2005年第4四半期分

 

更新記録は、一番上が一番新しく、下になるほど古いものになっています。

  24日  クリスマスイブである。豪雪の続いている日本海側に比べるとましなのだろうが、関東地方もやたらと冷え込んでいる。私はこの2〜3日、軽い風邪気味で、せっせと鼻紙を生産している。しかし、この程度では頭の回転には響かないので、今のうちに、と期限のある仕事から片づけているので、一日書斎に釘付けである。

 来年の最後のゼミの問題を決め、アップロードした。

  23日  昨日に新聞のコラムに、平成に入ってから1年が1週間短くなったという話が書かれていた。12月23日が天皇誕生日になったので、この前日までで誰もが年内の活動を終え、23日から正月休みに入ってしまうからだという落ちである。

 誠にもっともな話。私の場合も、昨日、一日ぎっしりと補講を入れて奮戦したが、これで年内の出校の最後となる。もっとも家出する仕事を山ほど抱え込んでいるから、のんびりできるというのにはほど遠いところがあるのだが。

 昨日のゼミのレジュメをアップロードした。ゼミにおける説明ではわかりにくかったらしいので、そのあたりを自己批判し、かなり大幅に加筆修正した。わかりやすくなっているといいのだが。

  18日  前回の記録に述べたとおり、古い機械に見切りをつけ、新しい機械を購入し直した。運の悪いことに、先週は非常に忙しく、毎日帰宅時間が10時を過ぎる日が続き、そもそも様々なソフトをインストールする暇もない状態であった。今日、日曜日、ようやく様々なソフトの入力を終え、ホームページの更新もできる状態になった。やれやレである。

 そういうことで、ゼミ、憲法及び憲法Uのレジュメを更新した。

2005年12月 11日  最近、非常にパソコンの調子が悪く、日によって回線がつながったりつながらなかったりのばらつきが激しい。多分、基本的性能に比べてたくさんのソフトを載せすぎた性であろう。あきらめて新機種に近日中に買い直す予定である。

 そこで、このところホームページの更新も思うに任せなかったのであるが、今日は試しに操作してみたところ、無事にアップロードできた。だから、前回アップロードして以来溜まっているレジュメのアップロードを優先して本日、実施した。

  29日  このところ、パソコンの調子が悪く、レジュメ等のアップロードが思うに任せない。本日は、久しぶりに出校しなくとも良いウィークディなので、必要に応じてメーカーにも連絡をとって、しっかり直そうと思っていたら、何と今朝からパソコンはさくさく調子よく動いている。これでまた週末になったら動きが悪くなるのではないかと憂鬱だが、具体的に故障を起こしていない限り、直しようもない。多分、インストールしてあるソフトに比して、能力が不足している性だろうと思うので、そろそろ買い換えるべきかと思うが、いろいろなソフトを登載し、それをカスタマイズしているから、買い換えるとなると、移行作業だけで1週間は最低限覚悟せねばならず、学期の途中でできることではない。しばらくは、パソコンのむら気に悩まされながらも、使い続けるしかない。

 とにかく無事に動いているうちに、ということで、月曜日の統治機構論について、先週と今週の分をアップロードする。また、来週のゼミの問題をアップロードした。

  19日  ようやく寒くなってきた。立冬の日から10日以上も経っている。地球の温暖化のおかげで、季節がそれだけずれてしまったと言うことなのだろう。

 それにしても不思議に思っているのが、若い諸君の服装である。寒くなったと言っても、私はまだ合い物の背広だけで出校しているのだが(別にやせ我慢しているわけではなく、ちょうどそれくらいの気温だから)、学生諸君の中には、毛糸の帽子をかぶり、マフラーをし、さらに毛皮のフード付きのコートを着、革のブーツを履いて、丸でこれから南極探検にでも出かけるつもりではないかと思わせる人が目立つ。

 スタイルを細く保つために節食している影響で、軽い栄養失調気味で、寒く感じているのではないかと疑っている。あるいは、それもファッションで、本当は暑いのを我慢しているのだろうか。

 昨日のゼミのレジュメをアップロードする。ゼミの分については若干の加筆修正を行っている。

 また、回線の調子が悪くて、月曜日の統治機構論のレジュメのアップロードが落ちていたことを発見したので、それもあわせてアップロードした。

  17日  下の更新記録は12日付になっている。実は、このアップロードはできなかった。なぜか回線の具合が悪く、普通にインターネットを使うことはできるのだが、アップロードのような少し重い操作をしようとすると、とたんにハングアップする不思議な現象が起こっていたためだ。毎日出校する 忙しい日が続いているので、NTTに文句を言う暇もなく、いらいらと調子の良くなるのを待ち続けたわけだ。今日は、ようやく調子が良くなったので、アップロードする。
  12日  昨日のゼミのレジュメをアップロードした。昨日は、諸君から提出された論文を見て、その場でレジュメを書くという乱暴な作業をしたので、若干舌足らずの点があった。講堂で配布したハードコピーに比べ、その点を加筆修正してあるので少し判りやすくなっていると思う。来週は、公職選挙法の連座制の問題を取り扱う予定となっているが、まだ問題が確定していない。
  11日  本日の講義のうち、憲法の方だけアップロードする。ゼミの方は、昨日問題を皆に公知したばかりで、昨日の段階では全く出てきていないため、どんなレジュメを書いたらよいのか、自体が判っていないからだ。
  10日  今週は毎日会議があって出校している。山ほど原稿を抱えていて、そちらに集中したいのだが、会議というのも大学人としてのノルマだからさぼるわけにも行かず、毎日まじめに来ている。その分、原稿書きが滞ってしまうので困るのだが。

 さて、明日行うゼミの問題をアップロードする。

2005年11月 6日  前回書いたとおり、中国に5日ほど行ってきた。普段なら、こう言うときには、掲示板に書き込んだりするのだが、今回は泊まったホテル(山東大学内に設置されている国際交流センター)にインターネット環境がなく、中国滞在中はメイルのチェックすらできなかった。

 これまで外国の学者の書いたものを日本語に翻訳したり、講演を日本語に通訳したりという経験はあったが、自分の論文が外国語に翻訳され、或いは通訳されるという経験は初めて。普段の論文のつもりで気楽に書いて渡したのだが、通訳するのは、少し配慮が足りないと言うことに気が付き、話の最中に、通訳者に、聴衆が判っているか、確認して貰い、適宜説明を追加するということをした。今後注意しなければならない点であることを痛感した。

 中国五岳の筆頭、泰山が、済南から車で2時間ほどの場所にあったので、日程の最後に、向こうの院生に案内されて登ってきた。十二国記でおなじみの碧霞玄君が守護神の山である。1545mとあまり高くはないが、麓でもあまり標高が高くはないので、これがフルにそびえている感じであった。

 いまでも信仰の山で、人々は、最初木刀か金剛杖と思ったほど太くて長い線香を担いで続々と登っていく。ご来光を拝むのが一番御利益があるということで、山上にはちょっとしたホテル街までがあり、あまり聖地という厳かな雰囲気ではなかった。

 しかし、案内してくれた大学の院生も、祠の前では跪いて祈っていた。大学生レベルでも信仰が生きているのだと痛感した。昔、紅衛兵の時代なら、そんなことをしたら首に縄を付けられて市中を引きずり回されるよ、とからかったのだが、あまりピンと来ないようだった。文化大革命は、もはや歴史上の事件で、今の学生には判らないようだった。

 登山時にはバスとロープウェイを乗り継いで、最後の30分ほどを歩いたのだが、下山は急峻な石段を完全に降りた。約1万5千段。翌日、平地を歩いている分には何の問題もないのだが、階段を下りるととたんに足ががくがくするので参った。平地を歩くとき、階段を上るとき、そして下るときでは使う筋肉が違うと言うことを初めて痛感した。

 明日の憲法=統治機構論のレジュメをアップロードした。

  26日  相変わらず、更新間隔の長い日が続いて、誠に遺憾である。先週末に日大法科大学院既修者の入試があったため、そちらにかなり勢力をとられていたためである。しかし、明日からは、中国の山東大学で開催されるシンポジウム「中日公法学の課題と展望」で報告し、同時に同大学の学生に対する講演を行うため、山東省の済南という町に出かけてくる。だから、今日、アップロードしないとまた数日の間が空いてしまうと言うことになる。

 そういうわけで、先週の金曜日に行ったゼミ、憲法講義、および今週月曜日の統治機構論のレジュメをアップロードする。

  15日  何かと忙しい日が続いていて、更新の間が早くも開いてしまった。

 先週末から今週初めに掛けて、大阪・神戸で学会があった。これまでであれば、学会があると、その概要を紹介するのだが、今年の公法学会は紹介しても仕方がない。なぜなら、「公法学教育と大学」という総合テーマの下に、主として法科大学院に伴う教育内容の変革という、学生諸君からみれば、誠に興味のない話であったからだ。その関係で、先週末から今週初めに掛けて講義を行っていないのが、更新がなかった最大の理由である。

 本日は、昨日行ったゼミおよび憲法講義のレジュメをアップロードした。また、次回ゼミのテーマもアップロードした。なお、OB・OG総会の予定が、12月17日であったのに、19日と誤ってアップロードしていたので、それを訂正した。

2005年10月 1日  2005年もついに第4四半期に入った。日々に秋めいてきて、何となく夏の惰性でいられた既設が終わったことを痛感させられる。

  これまで学協会推薦を基本とする会員で構成されてきた日本学術会議が、昨日までで20余年の歴史を閉じた。本日からは、これまでとは全く姿形を変えた日本学術会議が発足する。はじめは行政改革とそれに伴う総合科学技術会議の出現等をうけたとばっちりのような形を受けた学術会議改革であった。基盤となる学協会と切り離された今後の学術会議が、本当に円滑に学者の国会として機能していくかは、私としてはかなりの危惧を持っている。

 ともあれ、第19期日本学術会議公法部会研究連絡会員としての私の任期も昨日で終わった。その間、2回の地方でのシンポジウムも含め、貴重な経験が得られたと思っている。今後の日本学術会議の健全な発展を祈りたい。

 本日までの累積アクセス数は、87175件である。第3四半期までの累積アクセス件数が83120件だったから、第3四半期としては4055件のアクセスがあったことになる。第1四半期 は5347件、第2四半期が5855件あったのに対して、大幅な落ち込みとなっている。やはり夏休みを挟み、私自身が20日間日本を留守にして、その間、まったく更新をやらなかったことが響いているようだ。今後は、まじめにアップロードをして、アクセスの伸びを期待したい。

 本日、次のアップロードを行った。

 ゼミのOB・OG総会の予定が決まったので、それをゼミのファイリングボックスに記載した。OB・OGの諸君には、追って総会係より連絡が行くと思うが、予定を明けておいて欲しい。

 書評の最新号をアップロードした。

 この夏休みのハワイの旅にまつわる随筆のアップロードを開始する。全部で8回くらいになる予定であるが、本日はその第1回と第2回である。