更新記録

 2006年第3四半期分

 

更新記録は、一番上が一番新しく、下になるほど古いものになっています。

     
     
     
     
     
     
  22日  一昨日、新司法試験の結果が発表になった。我が日大法科大学院は、7名の合格者である。平均48%の合格率の中でのこの数字は、大変不振というのが、一般的な見方であろう。

 それに対し、私は、むしろ意外の善戦と受け止めている。というのも、これまで、少なくとも公法系に関する限り、学生の実力は低く、それに対して、今回の公法系問題は異常な難問だったので、全滅して不思議はない、と考えてきており、また折あるごとに公言してきたからである。我が日大法科大学院は、文科省の指導に忠実に、法科大学院の受験予備校化を避けるという観点から、一切の補講を行っていなかってこなかった。また、学生側からも、少なくとも私に対し、個人的な指導を求める声はなかった。そのため、これより悪い結果が出ると覚悟しつつ、手をこまねいて傍観する他はなかった、というのが私の正直なところである。何とか、この衝撃を元に、日大法科大学院として、少々予備校化の非難を浴びても、司法試験に向けた体制が形成されることになり、この結果は将来によい果実を残したといえるようになりたいものと祈念している。

 昨日のゼミのレジュメをアップロードする。学生諸君の弱点の部分を重点的に補った記述となったため、意外の長文となっている。

  16日  昨日から、法学部での講義が始まった。久しぶりの講義に張り切って大声を張り上げたものだから、帰り道は喉がいがらっぽくなって困った。来週から少しトーンを落とそう。

 さて、昨日のゼミのレジュメをアップロードした。昨日のレジュメは、出校した後で大急ぎで書き上げたものだから、あちこちに不備があった。そこで、全面的に加筆修正したのが、本日アップロードしたものである。かなり判りやすくなったと思う。

2006年9月 3日  今年も、昨年に引き続き、ハワイ大学法科大学院に3週間おじゃまして同校の教育方法の実態調査を行ってきました。ハワイ大学が、私にとって米国法学教育の研究をするにあたって都合のよいところは、8月半ばから新学期が始まることです。だから、8月に3週間行くと、新学期の開始直前段階から、実際に学期が始まった段階までの実態調査ができることです。今年は、新入生ガイダンス等にもじっくりと付き合い、かなり掘り下げた調査ができました。とはいうものの、もちろんこれはほんの上っ面をかすった程度のものに過ぎません。ハワイ3週間というと、観光目的であれば、長すぎるほどの期間ですが、教育の実態を見るとなると、時間的には本当にたりません。本学の授業を見に来て、第1回の講義を傍聴しただけで何が判るか、ということを考えれば、私の嘆きを理解してもらえると思います。結局、毎年繰り返し押しかけていって、質問をし、書類を集めることで、だんだんと浸透度を上げるしか、方法がないわけです。多分来年も行くことになるでしょう。

 そういうわけで、前回の更新から、ちょうど1ヶ月が空いてしまいました。ゼミ生諸君は、ちゃんと夏休みの間も勉強してくれていたおかげで、速やかに新学期の第1回及び第2回のゼミ問題が決まったので、今日、アップロードしました。

2006年8月 3日  先月の最後に日、すっかり涼しくなったから、梅雨前線が南に押し下げられ、梅雨がいよいよ長引くかと思ったら、気象庁は決断よく、梅雨明けを宣言した。そんなことをいって、また雨が降り出したら、南と言っていいわけをするのだろうと冷ややかに眺めていたのだが、気象庁の決断は正しかったらしく、今日など、すっかり暑くなって、いかにも夏という感じになった。

 31日、1日、2日とゼミ旅行に伊豆の国というところに行ってきた。伊豆というけれど、完全に山の中。宿のホームページには海まで徒歩30分とあり、さらにA級ライセンスの取れるダイビングスクールを経営しているなどと書いてあるから、すっかり信用していたのだが、海水浴場まで実は車で丸20分もかかる。どう考えても徒歩で30分で行けるわけがない。誇大広告の宿に引っかかってしまったというところか。海水浴に行った1日はかなり涼しく、しかも曇りだから、あまり紫外線にやられることはないだろうと、学生諸君は高を括って日焼け止めを塗っていなかったらしく、夕方には、皆、一杯機嫌のように真っ赤になっていた。実際に酒を飲んだ時に、よいが顔に出やすい人ほど、日に焼けやすく、また、赤くなる場所も、酒の時とそっくり同じというのが面白い。何か共通の理由があるのだろうか。

 遊びのことばかり書いたが、遊んでばかりいたのではゼミ旅行ではない。その際のレジュメをアップロードする。

 旅の間に、私のホームページの累積訪問者が10万人の大台を突破した。何はともあれ、めでたい。

  24日  本日で法科大学院の講義も終了。三崎町の補講期間も終了。明日からは一応夏休みということになる。先週は、やたらと委員会などがあり、毎日出校する日が続き、いい加減くたびれて、昨日はごろごろして過ごしてしまった。さて、先週の金曜日にやったゼミの補講分。例によって若干の加筆修正を行っている。いや、節の並びを換えたから、若干という域を超えているかもしれない。読んでおいてほしい。
  16日  本日は、日本大学法学部のオープンキャンパス。朝10時から3時まで、一人で資格試験関連の相談に対応することになり、なかなか大変だった。それでも、高校生諸君が、将来の人生設計をする上で、少しでも役立つことができたのであれば嬉しい。

 さて、先週金曜日のゼミのレジュメである。少し判りにくい書き方だと自己批判し、加筆修正した。

  8日  相変わらず、土曜日はリハビリに通っている。前回指示されたところをせっせとやっていくのだが、また新しいリハビリにはいるという調子でなかなか先が見えない。辛いところである。

 昨日のゼミのレジュメをアップロードした。若干加筆してある。

2006年7月 2日  もう第3四半期である。

 第2四半期になったときには、骨折は、第2四半期中にはけりがつくかと思っていた。答えは、いまだに医者とリハビリに通っているということに明らかなとおり、まだ終わりは先ということである。

 只、終わりははっきり見えてきている。特に6月に入って、夜、安眠できるようになった。これまでは激痛で2時間に1回は起きていたのが、3時間に1回、4時間にT回という調子に軽減し、いまでは一晩を通して寝られるようになった。整骨医に通わなくとも、日中の痛みも我慢できるようになった。

 仕事の面でも、これまで、黒板の上の方に字を書くときには左手を使わざるを得なかったが、一昨日などは全部右手で書くことができた。これは、水泳にいったことの威力である。1時間ほど掛けてTkmほど平泳ぎで泳いだところ、以来、手がちゃんと上まで上がるようになったのである。とはいえ、そうした動作の一つ一つに痛みがつきまとうことはいまだに変わらない。こうした痛みなしに自由に腕が動くようにならなければ全快とは言えないであろう。今月は、せいぜい暇を見つけて泳ぎに行こうと決心している。とはいえ、これまで痛みにかまけて、仕事を先送りしてきた性で、やたらとたまっている。なかなか暇が見つけられそうもない。

 本日までの累積アクセス数は、98956件である。第1四半期が終わった段階では、95080件であ ったから3876件のアクセスがあったことになる。何回目かの公約だが、今期こそ、まじめに更新するようにしたい。

 先週金曜日のゼミのレジュメをアップロードする。講義時に配布したものに若干加筆してあるので、こちらの方が判りやすいかと思う。