更新記録

 2007年第3四半期分

 

更新記録は、一番上が一番新しく、下になるほど古いものになっています。

     
     
     
     
     
     
  29日  昨日は夏日で、ノーネクタイで歩いてさえ、汗だくになったが、一夜明けた今日はぐっと冷え込んでいる。もう9月も終わり。来週からは10月である。やはり10月になると秋めくと言うことか。

 10月は学会シーズン。ほとんどの週末はそれで埋まっている。また、季節が良いせいか、各国からのお客もたくさん見えられる。1日にはドイツベルリン自由大学からのお客が私のところにも見えられるし、それ以外にも、わが法学部には英国及びドイツからのお客が予定されている。

 他方、法科大学院の方も新学期に突入。

 何とか過労に陥らないように無事に乗り切りたいものである。

 昨日のゼミのレジュメをアップロードした。

  27日  はっと気がつくと、もう木曜日である。今週は、何かとせわしなく、先週のゼミのレジュメをいまだに掲記していないことに気付いてあわてているところである。先週まではやたらとテンションが高かったのが、今週に入ってトーンが落ちているものだから、こういう調子のミスが続出している。せいぜい自戒したい。

 そういうことで、先週金曜日のレジュメをアップロードした。例によって若干の加筆修正がある。

  16日  来年のことをいうと鬼が笑うというけれど、組織を動かすにはどうしても今の時期から来年に向けての活動を開始しなければならない。お陰で、まだ何となく、時差呆け気分なのに、せっせと来年の春休みはもちろん、夏休み中の活動に向けて準備作業を開始している。おがげで先週も、今週も毎日まじめに出校する羽目に陥っている。そちらに時間を食われるので、論文のたぐいは電車の中でせっせとパソコンを叩く毎日。それでも、ある雑誌の、すでに数年も続けている連載論文では、来月号に穴を開けることが決まってしまった。頭の中にある情報と、既にパソコンの中に入っている情報だけをベースにして書ける論文は何とかなるのだが、何冊もの本を広げて書くしかない論文は、我が「動く書斎」では歯が立たないのである。

 夏休み前に購入した新しいパソコンは、その前のものに比べて実に軽く、毎日持ち歩いても全く苦にならないところが素晴らしい。問題は、ああらしいパソコンだということで、Vistaを搭載し、あるいはOffice2007を搭載し、一太郎2007を搭載した。お陰で二つの面で問題が生じている。

 一つは、従来やりなれた操作を新システムだとどうしたらよいか判らないことがよくあること。例えば、Word2007は、英語の文章を叩く分には実になめらかに動き、少々ミスタイプしても片端から直してくれるので有り難いのだが、ドイツ語を打っていても、英語のつもりで片端からスペルを直されてしまうから、ドイツ語としてはめちゃめちゃになってしまう。お陰で、ドイツ語のメイルを書く場合だと、一太郎で打ってから貼り付けるという余計な手間がかかる。間違いなく、Word2007でもドイツ語が打てるはずなのだが、そのやり方を調べている暇が惜しいため、そういう非効率なことをする羽目に陥っているのである。

 今ひとつは、世の中で動いている多くのシステムは、まだこれに追いついていないので、Word2007の文書を人に送ると、読めません、という返事が返ってきて、古いバージョンで作り直して送る羽目になる。あまり最先端のソフトを買うのも考え物だということを痛感しているところである。買ってしまったものは仕方がないので、世の中が追いついてきてくれるのを待っているところである。

 14日に秋学期最初のゼミがあった。そのレジュメをアップロードした。ゼミのときに使ったハードコピーは、少し判りにくいところがあったと自己批判し、アップロードにあたって加筆修正しているので、少しはマシになったかと思う。

2007年9月 6日  8月に丸一月ハワイ大学法科大学院に滞在していたお陰で、8月中は、ホームページの更新作業を一度もすることができなかった(ハワイに携行したノートパソコンにホームページ編集ソフトを搭載していなかったため)。せめてもの罪滅ぼしに、ゼミ室ホームページの下にある掲示板に研究の過程で出てきた面白いと私顔jもった話を書き込んでおいたので、読んでほしい。

 8月にハワイ、というと、皆にうらやましがられるけれど、別に観光に行ったわけではない。毎日法科大学院に通って、貸して貰っている研究室にこもってパソコンを叩き、図書館に行ってネットにアップロードされていない論文を読み、あるいはハワイ大学の先生方にインタヴューし、授業を聴講するという生活を送っていたのだから、むしろ、日本での学期中よりも、大学への出校率がはるかに高い。我ながら勤勉なものである。団塊の世代の経済性の観念が頭をもたげて、せっかく旅費をかけてきているのだから、投下資本は回収しなければ、という意識が働くせいだろう。観光らしきものは、大学がお休みの土日のみだから、3年間、連続して計9週間もハワイに出かけた割には、おそらく1週間だけハワイに観光に行った人よりも、名所を見ている率が低いと思う。

 もっとも今回は、モロカイ島カラウパパ半島という、普通の観光では行かない所に、行ってきた。ここは、陸の孤島ともいうべき面白い地形のところで、かつてはハワイにおけるハンセン病患者の隔離地域になっていた。船で接岸することもできない地形なので、患者を送り込む方法は、岸近くまで船が行って、患者を船から突き落とすというものだったそうだ。オアフ島のハワイ州議会を訪問された方は、その入口にダミアン神父の銅像が建っているのを知っていると思う。そのダミアン神父が働き、自らも病に倒れたのがここである。ハワイ州は全部で5つの郡(カウンティ)から成り立っているのだけれど、このカラウパパは、その歴史的特殊性から、そこだけで単独の郡という点に大きな特徴がある。今日でも一般人は立ち入り禁止で、私もカラウパパ展望台(Lookout)というところから望見できたのみであるが…。現地に行って、初めて、カラウパパに至る断崖をミュールで降りていくという方法があるということを聞いたので、チャンスがあれば、是非そのミュールトレイルにチャレンジしてみたいと思っている。

 ハワイに行っていて、一番良かったと思うのは、暑さ問題である。日本は40度を超す猛暑に見舞われたという話だけれど、オアフ島の場合には、最高気温で32度くらい。しかも、日本と違って蒸し暑いということがないので、日陰に入れば爽やかなもの。ハワイのレストランでは、クーラーが入っている店は珍しい、といえば、日陰の爽やかさが理解できると思う。また、今回借りたコンドミニアムは何と34階にあったので、窓を開けておけば素晴らしく風が良く通る。お陰で、全くクーラーのお世話にならずに、せっせと仕事ができた。夏はハワイに避暑に行く。これが鉄則と痛感した。

 もっとも、ハワイでも蒸し暑いということはあるらしい。帰国して、お世話になったハワイ大学の先生方に、日本の暑さに参っています、とメイルを送ったら、あなたが帰ったとたんにハワイも蒸し暑くなったので、ハワイにそのまま残っていても、汗だくになりましたよという返事が来た(ちなみに「汗だく」という英語は、直訳すると汗で風呂に入るという表現になる)。

 帰国してからは、連日、法科大学院の第三者評価のための準備作業に出校した。今日、やっと一日暇ができて、こうしてホームページの更新をすることができる。

 本日は、今日まで何回となく、ゼミ生諸君とメイルをやり取りしてまとめ上げた後期のゼミナール第1週及び第2週の問題をアップロードした。

 なお、日本財政法学会ホームページの判例研究会のファイルを見ていただくと、この9月15日(土)の予定がアップロードされている。私自身は、北海道砂川市の神社が公有地にあった問題に関する判例を取り上げる。お暇のある方は、参加してほしい。

  29日  関東地方に関して、気象庁はまだ梅雨明けを宣言していないと思うけれど、24日以降の暑さは半端ではない。梅雨明けもしていないのに、クーラーを付けられるか、とやせ我慢をしてきたけれど、さすがに限界で、昨日から書斎にもクーラーを入れ始めた。私の書斎は、入口は狭いし、大量の本が壁に沿って積んであるお陰で、外界との熱遮断能力は高いのだが、それでも限度があるということだ。

 昨日、ふっと思い立って、3月に上梓した論文「憲法17条の本質」を、研究室ホームページの論文のフィルにアップロードした。

  26日  ゼミ生から、4月27日および5月11日のゼミレジュメがアップされていないという連絡を受けて、あわててチェックしたところ、なるほどその通り。当時、ファイルのアップロードまではやっていたのだが、体調が悪く、頭がぼけていたから、リンクを張り忘れていた、というお粗末な話だった。本日、リンクを張ったので、読めるようになったはずです。申し訳ない。
  21日  先週末で法学部の前期が終了した。

 その直後とも言える今週水曜から昨日の金曜日まで、ゼミ旅行で軽井沢に行ってきた。初日のコンパで、若い諸君から注がれるままにビール、ワイン、日本酒とチャンポンで呑んでいたら、二日目はひどい二日酔い。経験上、こういう時には大量の水分を摂取して、体内を洗い流せばよいと知っているので、講義もペットボトルを抱えて水分をできるだけ摂りながらしゃべっていたら、今度は当然の結果として、やたらとトイレが近くなって音を上げた。二日目のコンパは、これに懲りて、ほとんどソフトドリンクだけで付き合った。

 それでも、梅雨のさなかのゼミ旅行というのに、3日間、濃霧にこそ悩まされたが全く雨に降られずに済んだのは、運がよい。今年のゼミ生諸君の精進のたまものというべきか。

 そういうわけで、前期最後のゼミに加え、ゼミ旅行での2本と計3本のレジュメを一挙掲載する。あまり暇がないので、講義時のレジュメ二ほとんど修正を加えていない。

 正直に言えば、少々悩むところもある。特に、弁護士会の強制加入の話だと、22条の精神的自由権性という、あまり教科書に書かれないテーマだけに、何とか多角的に説明して、理解を確保しようとして、ドイツ憲法の学説や判例まで紹介しているが、これが理解を助けているのかどうか、今ひとつ自信が持てないのである。しかし、わが憲法22条が、職業の自由ではなく、あえて職業選択の自由を保障していることが、決して間違いではなく、意味のある用語なのだ、ということを理解して貰うためには、ドイツ法の紹介が一番判り易いのではないか、という意図からやったものである。

 話は全く変わる。私は目下、日本財政法学会の理事を務めているのだが、この学会も、少子高齢化の影響を直撃されて、一方で高齢会員の退会が目立ち、他方で若年会員の加入が少なく、会員数が長期的に見れば低減傾向にあるという悩みを抱えている。この問題に対して、何とか早期に対策を講じないと、瓦解の将来はない、ということから、様々に悩んだのだが、やはりインターネット上にホームページを開設し、情報発信を行うことが、今日的な一つの解決策であろう、という結論に達した。先月開かれた理事会で了解を取れたので、言い出しっぺでもあり、私がそのホームページを制作した。今月、このホームページの更新が少ない一つの理由である。とにかく、そういうわけで、無事に立ち上げたので、できるだけ多くの人に訪問してほしいと思っている。次のアドレスである。

http://www1a.biglobe.ne.jp/zaiseiho/index.htm

 是非訪問してほしい。また、本日、午後1時半より、そこにも書いてある財政法関係判例の研究会を立ち上げる。場所は日本大学法科大学院の第5会議室である。これにも、是非来てほしい。

2007年7月 7日  前回に続いて、今回も、新四半期に入っているのをうっかりして、今日までこの頁を作るのを忘れていた。一ヶ月以上も忘れていた前回に比べれば、1週間の遅れで済んだ今回は上等というべきだろうか。本日までの累積アクセス件数112270件である。

 今年は、なぜだか体調の悪いことが多く、一つ片付くと、またどこかおかしくなるという繰り返しがずっと続いている。やはり年なのだろうか。あるいは、公務員をやっている同期の連中が、続々と定年退職しているという事実が、心身症的に私に影響しているのだろうか。

 それはともかく、昨日のゼミのレジュメをアップロードした。