13期生、今年度の甲斐ゼミを(ホンネで)振り返って(笑)

 

☆このぴー(此島 大地) 

 僕と甲斐ゼミとの出会いは、当たり前と言ったら当たり前であるが、ゼミ案内誌を読んでいる時であった。その当時、1年生で憲法Tの単位を取りそこなった僕は、2年生で甲斐先生の憲法Tを履修していた。何を言っているのか聞き取れず、また何処の説明をしているのかがさっぱりわからない教授の授業がたくさんある中、師の授業は、声が大きく聞きやすく、内容もまことにわかりやすく、非常に面白いものであった。面白かった・・・のだが、2年の時の僕は大学に入った目的もすっかり見失い、友達と遊ぶことやサークル活動に勤しむことに夢中になり、「我こそはダメ学生のお手本である!みな我にしたがえ!」と胸を張って言えるほど腑抜けていた。そのため当然のように授業もサボりがちになり、師の授業にもサバを読んでも♂☆@割程度しか出席していなかった記憶がある(甲斐先生すみません)。毎日毎日遊びまわる、サークル活動に勤しむ。おお。なんと楽しい大学生活!ビバ!楽チン大学生!と心から思っていた。

そんなこんなで2年生もダメ大学生として満喫し、あと1ヶ月半ほどで楽しい冬休みがやってくるという時期(もっともダメ大学生にとっては毎日がホリデー!毎日が自主休校ではあるのだが)がやってきた。この時期になるとちらほらと周りの友達から「ゼミ」という単語が漏れ始めた。しかし、ダメ大学生の僕にとっては都合の良い制度が日大法学部には存在した。法職過程である者はなんとゼミの単位は卒業に必要ないのである!ああ、法職過程でよかった・・・みんなはがんばりたまえ。などと優越感に浸りながら周りでゼミゼミ言っている学生達を眺めていた。

そんなある日ある授業中に一人の悪友が「ゼミ案内誌に載っている設楽教授の顔写真が面白い。」とゼミ案内誌を開いて僕の目前に差し出してきた。たしかに面白い。どうして設楽先生はこんな写真を用いているのか。などと疑問に思いながらも、他に面白い写真はないものか、とパラパラとめくっていた。すると見覚えのある教授の写真が目に飛び込んできた。それが僕のお気に入りの授業「憲法T」担当の甲斐教授であった。甲斐先生ゼミ持っているんだなぁと思いつつゼミ内容の欄に目を移すとそこには「司法試験」の文字が。その瞬間僕の体の中に何か熱いこみ上げるものが沸いてきた。そうだ!僕は司法試験を目指すために日大法学部に入ったのだ!!小学生の時からなりたかった弁護士になるためにこの学びの場にやってきたのだ!!!忘れていた気持ちが一気に蘇ってきた。

 それと同時に今までの無駄な日々が思い起こされた。この2年間僕は何をやってきたのだろう。怠惰な生活を送り、惰眠をむさぼり、親からお金をせびり、何を得たのだろう。ふと母親の顔が頭に浮かぶ。決して裕福とは言えない家庭であるのに無理をして、私立大学に行かせてくれている母親の顔。受験前に僕が言った「弁護士になる!」という言葉をいまだ信じ続け、嫌な顔ひとつせずにお金を出してくれている母親。そういえば大学合格を僕以上に喜んでくれたのは母親だった気がする。頭の中の母親は顔こそ笑顔ではあるが、スネは僕にかじられ放題かじられて血だらけであった。

僕は今まで本当になにをやってきたのだ・・・・。自己嫌悪に陥る。このままでいいのか?このまま何も得ないまま、親を裏切り続け、適当な生活を送っていいのだろうか?否!良いわけがない!今こそ生まれ変わる時なのだ!!目覚めろ自分!!ここで変わらなかったら一生このままだぞ!!と心の中で叫び、現実にも叫んだ(つぶやいた)。そして自分の顔にビンタを一発。何事かと驚く友人。走り出したい気分に襲われ教室を飛び出す僕。気が狂ったのではないかと驚く友人(後日談)。

二日後、僕は甲斐ゼミナールへの入ゼミ希望書を手に教務課に向かった。自分が変わるために、そして一生で一番の親孝行をし、親の笑顔を見るために・・・・

ちなみにここで懺悔ついでに言っておくと甲斐先生の「憲法T」は「可」であった・・・・

 

◎やす(森塚 康博)

私は、昨年の1月に甲斐ゼミに入った。だから、今の2年生より少しだけ遅いということになります。まして講義に出始めたのなんて4月になってからだった。まぁ、1月はテストで講義はなかったんだけど(笑)だから今年の2年生は凄いと思う。←あっ、これ読んでゼミに出ないようになんないでね(笑)じゃあ、そろそろ1年間を振り返ってみようと思う。

2セル時代☆

私にとって456月はマジで地獄だった。憲法の知識なんてほとんど0に近かったからだ。しかし、みんな憲法の知識なんてほとんど無いから大丈夫だよ。っていいながら、普通にサブゼミやってるし・・・(>_<)ホントついて行けないよ〜って思ってた。しかも問題作りになると私が持ってきた問題はほとんど2人に却下されてしまうから、これでまた凹んでた。だけど、3人でご飯はそこそこ食べに行った様に思う。っていうか、ご飯食べに行くために集まっていた様なものだった。そのお陰で、学校近辺の飲食店については多少詳しくなった。

☆3セル時代(現在)☆

 後期になってセルが変わった。なんと相手は甲斐ゼミのマドンナ高田さんではないか(笑)。3セルになって問題作りが非常に早くなった。前期は平均5時間くらいかかっていたのが、最短1時間程で終わるようになった。(#^.^#)しかも、私が考えてきた問題が通るのである。マジ3セル最高って思ってみたり(笑)。

☆最後に☆

なんだかんだで甲斐ゼミに入ってもうすぐ1年が経とうとしている。憲法の知識は少しはついたのかなぁ〜?少し不安になったりもするが、たぶん1年前よりはマシになったと思う。しかし私にとっては、憲法の知識以上に信頼できる仲間が増えたことが甲斐ゼミに入って良かったと思うことである。私が甲斐ゼミを続けられたのは13期の仲間がいたからである。{ちょっと良い事言ってしまった(笑)}しかしこれは冗談ではない。14期の人も信頼できる仲間作ってくれ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3期サイコー!! 甲斐ゼミサイコー!!!

 

♪ななちゃん(田 名奈子)

甲斐ゼミを振り返って〜16小節のラブ・ソング〜

(♪チャラッチャッチャラララー チャララーララララララーラー… もちろん曲は懐かしいあの(・・)曲です…おしゃ〇カン〇イですよ)

甲斐ゼミに入ってもう一年が経ちました。この一年を振り返ってみたいと思います。

思い出その@ 授業。先生の熱い語りがとても好きです。自分で問題を作ったり、論文を書いたりすることで理解度が全然違うことを実感。なるほど〜

思い出そのA サブゼミ。時には白熱したサブゼミで時間オーバーってことも!?そしてサブゼミ後のまったり感がなんとも言えません。

思い出そのB セルで集まって問題を作ったこと。大変だったけど自分でいろいろ調べていくうちに論点についてなんとなくわかってきて、問題やサブゼミのレジュメが完成したときはかなりの達成感がありました。

思い出そのC みんなで合宿に行ったこと。冬はスキー合宿でした。あとダンス(笑)夏は熱海で泳いで楽しかった!

思い出そのD みんなでたくさん笑ったこと!笑いすぎてお腹が痛くなったことは数えきれません。もうみんな本当にナイスキャラ!

この一年でここには書ききれないほどの思い出ができました。甲斐ゼミのみなさま、一年間本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

甲斐ゼミでの思い出…プライスレス☆

 

★めぐ(山口 芽久美)

私は、一度他のゼミに入ってやめて(笑)、このゼミにまた戻ってきました(苦笑)結果的には、戻ってきて正解だったと思う。理由は、腹を割って話せる良き友達と出会えたし、皆志望する職種は違うけど日々切磋琢磨して、一人一人が自分の夢が叶うよう努力している雰囲気が好きだからです。一方では、遊ぶときは遊び、真面目にやるときはやるというめりはりがあるし、皆個性が豊かなので(笑)皆で集合しているときはバカなことを言ったり、ゼミ長がある人をいじってその人の個性を発揮させたり(笑)、時には自分もいじられたり(笑)等、とても愉快で、飽きないというところもあるからやり甲斐があるのかもしれない!やっぱり、ゼミ長のおかげなのかもなぁ。

 問題に関しては、私は勉強量が足りなかったということもあるし、公務員試験を本格的に勉強するまでまともに勉強したこともなかったから、もう何から手をつけていいのかさっぱりで、かなり苦労した…最初、皆でサブゼミをしていたとき、意外と私って引っ込み思案なので言えなくてお客様状態の時がよくあった(焦)あれは悔しかったな…あと、前回1セルで一緒だったゼミ長、ななちゃん、大変ご迷惑かけました。今同じセルのよしおさん、いつもありがとう。普段素直にありがとうということを言えないので、この場を借りさせて頂きます。本当にありがとう。

 

◇ケンジ(林 健司)

早いもので始めて13期のゼミの仲間と顔を合わせてから1年が過ぎようとしている・・・。これから一緒にゼミ活動、特に問題作りなどやっていく上で自分がうまく参加していけるか多少の不安はあった。

 問題作りはセルを作ってやり、前期・後期で分けてやった。まず、前期については、やすとこのピーとの3人でセルを組んで問題作りに取り組むことになったが、問題作りで最初に集まったときには日が浅いこともあってうまく意見を言い合うことができなかったように思える。そこでとりあえずお腹が空いたためご飯を食べてから考えようとゆうことになった。そのおかげだと思うが親しくなっていった。それから問題作りでセルで集まるときはかなりの頻度で腹ごしらえをしてから問題作りをしていた。そのせいか、そのおかげか、「グルメセル」と呼ばれるようになった。(余計なことかもしれないが、ちなみに最近テンドンにはまっている・・・。)

後期の問題作りいてはごっちゃんと豊文さんの3人のセルを組んでいるけど、豊文さんにはもっともっと会いたいです(^.^)ごっちゃんにはなにかと中心になってやってくれて(ゼミ長としても)感謝です。

 合宿においては河野がインドネシアをごり押ししたときは少しばかり驚いたけど個人的にはちょっと行ってもよかったかなぁなんて・・・。結局熱海になって軽くやけどしたけど、いい思い出になった。

13期生のパパといえば、よしおさん、いろいろお手数かけました。ななちゃんにはパソコンのお助けメールをもらって感激!めぐには新歓の人数調整で直前になって変更とかで走り回ってもらって、はれて後輩迎えられるのはその活躍あってこそです。

この一年間自分がゼミをやってこれたのはみんなの支えあってこそです。これからも見捨てないでやってください。

 

□ごっちゃん(後藤 清隆)

 「甲斐ゼミは厳しい…」そんな噂を耳にしていたはずの僕であったが、何かに手を引かれるかのように、即断的に甲斐ゼミに入室希望を決めた。他のゼミの説明はどこも聞かずに決めたことに、周りの友人も驚いていた。しかし何が厳しいのかを理解するのは、それからそう遠くなかった…

 入室してからの僕を最初に待っていたのは、「問題作り」という作業だった。初めのうちは勝手がわからず、無駄に日にちだけを費やし、気付いたら深夜…なんてことはよくあった。毎日毎日セルの人たちと話し合い、学校が閉まるまで集まって話していたこともあった。その後に、いよいよ論文を書く。その論文も一筋縄ではいかない…書くのに大体3〜5日ぐらい費やした時もあった。他にも細かい作業を言い出したらきりがないが、どの部分をとっても楽なところはなかった。

 しかし、これらを1年間続けてきた結果、自分でも驚くことに、どの作業も早くなった。まさに「力がついた」のかもしれない!!(…言い過ぎの感は否めない・涙)

 ただ、この作業を1人でやっていたら、絶対に続かなかったと思う。河野、此島、高田、林、向、森塚、山口、山田…よくここまで個性的な奴らが集まったと感心する(笑)今名前を並べながら、改めて思ってしまった。しかし、この8人のお陰で僕はここまでやってこれた。こんな素晴らしい戦友に出会えたのは、ほかでもない甲斐ゼミに入ったからだ。

 今、他の人に「甲斐ゼミって厳しい?」と聞かれたら、間髪入れずに「めちゃめちゃ厳しい!!」と答えることは間違いない。しかし必ずその後にこう付け加えるだろう…「でもめちゃめちゃ楽しいよ!!」

 

■ヨシオさん(向 善雄)

 甲斐ゼミで一番大変な事と聞かれたら、全員が問題作り(特に三年前期の)と答えるのではないでしょうか。(先生は「そんなに難しく考える必要はない」とおっしゃるが…)。私も例外なくそうでした。さらに、問題作りの際には、会ってまだ日の浅い人たちといろいろ意見を交わさなければならず、お互い緊張(?)してなかなか議論が進まなかったり…。(でもまぁ、徐々に打ち解けて、お互い気軽に話せるようになっていったけど)。その中で一番の転機はやっぱり7月の上旬にみんなでワタミに飲みに行った時ではないでしょうか?そのときに、誰かが「上に名前で、〜さんや〜君じゃカタいから、みんなでみんなのニックネームを決めてそれで呼び合おう」って言って、その後ニックネームで呼び合うようになってから、今のような仲良しこよしの関係になった気がします(笑)

大変だった問題作りも、早いものでもう終わりです。来年からは今の二年生にバトンタッチします。二年生のみんながんばってね!

 

◆ミッチ(河野 通雅)

基本書にかじり付いて41条についての論文を書いてからもう一年が経った。こう思うと実に早いものだ。最初は右も左もわからずに文字通り右往左往していた様に思う。この一年間にあった事や印象の強かった事、悔恨を書き連ねれば大層な長編になってしまうので今回はゼミ合宿について書こうと思う。

 スキー合宿で実に面食らったのが先生のウェアー姿だ。大学での先生しか知らなかった私にはとてもショッキングな事だった。また合宿中に私は、止まっている先生に先輩共々突っ込んで行って衝突してしまった。上手く止まれなかったのだ。先生は笑って冗談を言いながら私をたしなめてくださった。普通に大学生活をおくっているだけでは絶対に出来ない経験だった。この合宿で甲斐ゼミの一員になった実感を得られた様に思う。

 最後になりましたが、この一年間こんな私がなんとかやってこれたのも13期の仲間たちが支えてくれたからだと切に感じる。これからの一年は今まで支えてくれていた力をもって逆に仲間たちを支え返していきたいと思っている。

 

 

《コメント》

つらかった問題作り。だけど、確実に実力につながっているという自己評価を聞けて、私もうれしい。ややもすると、私が作ってしまおうという誘惑に駆られつつ、タイムリミットをにらみつつ、君たちの提出してきた問題案に没を宣告し続ける私もつらいのです。