シーン20 札幌 時計台
札幌の中心地にある「時計台」の針が、12:00を指した。
すると、昨日と同じように、空にノザラ星人の姿が映った。
ノザラ星人「ふはははは、地球人よ、返事はどうした?」
空を見上げる通行人達。
ノザラ星人「返事がないのなら、予告通り・・・、」
と言った時、
川田 「待て、ノザラ星人!」
と、やってきたグランドアーサーの作戦室から、川田が話しかけた。
川田 「我々としては、ぜひ君達と仲良くこの地球、いや宇宙全体で暮ら
していきたい。」
ノザラ星人「それは、地球を明け渡すという意味なのか?」
シーン21 門別 井口牧場
この様子を、左手のブレスのモニターで見ている立花、中野、あかね、
北野、山本。
ぐっと息を飲んで緊張して聞いている。
シーン22 札幌
川田 「いや、我々としては、君達とけんかをしたくはないのだ。 どう
だね、もっとじっくりと話し合ってみるというのは。 君達にその
気が・・・、」
ノザラ星人「もういい、わかった。 約束通り、実力行使に出よう。」
川田 「何っ!」
清水 「しまった!」
川田 「浅倉君、門別の方はどうなってるのかね?」
浅倉 「まだ連絡がありません。」
安西 「やばいぞ、何とか時間を稼がないと。」
と、言ってると、
ノザラ星人「どうやら、我々をナメきっているようだな。 我々は、地球人と
仲良くするつもりはない。 我々の要求を飲めば、この地球は植民
地ですますつもりだったが、そんな態度で出るなら、もっと悲惨な
思いをさせてやる!」