[ うれしかったとき〜!(vol.13) ]
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うれしかったとき〜!
がぶ飲みミルクコーヒーの宣伝を知っていますか? お笑いコンビ二人が出てきて、絵を見せながら、「○○なとき〜、×××なとき〜!」ていうあれです。
僕の父(じいじ)は、えいくん(3歳)を笑わせようと思い、「悲しいときー、カレーがうんちに見えるときー!」といいました。するとえいくんは、それを真似してしまいました。父もそれを面白がっているのです。三歳児といえば、「うんこ」とか「しっこ」とか「ちんちん」などの言葉が大好きな年齢です。大人の反応を見るのが楽しくて、何回もそういう言葉を連発しては大人をからかいます。 父はえいくんほどに子どもであり、えいくんにそんな言葉を覚えさせて喜んでいる人です。 えいくんは面白い子で、人を喜ばせることが得意な子です。人を笑わすことが大変に上手で、僕は関心してしまいます。 父は、えいくんを笑わせたくて色々な、○○なとき〜!を考えました。しかしながら、父はえいくんほどの素直さを持ち合わせていなく、えいくんの「○○なときー!」にはかないませんでした。 最近一番上の姉(えいくんのママ)が入院しました。えいくんはおりこうさんで、涙一つ見せませんでした。泣き言一つ言わないいい子でじいちゃんとばあちゃんと僕の家にいました。まるで自分がそういうときに大人たちにとって煩わしい存在であることを自覚しているかのように。 話は元へ戻りますが、えいくんは、「悲しいとき〜!」というのをもじって、「嬉しいとき〜!」ということを父(じいちゃん)に言ったそうです。 「うれしかったとき〜、ママが退院して帰ってきたとき〜!」と。 えいくんは素直だと、じいちゃんは関心していました。きっと、えいくんの本音がさらりと出た「○○なとき〜!」だったと思います。えいくんは、ママの見舞いに行こうよと誘っても、なかなか行こうとしなかったのですが、姉(ママ)が退院したのは、やっぱり嬉しかったんだなぁと改めて思わせる一言でした。
2004/01/12(Mon)
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