[The Mellow Light]のるやさんから。
小話『お持ち帰りで、いただきます』の飯島くんです。
好青年の仮面をかぶった狼らしいですよ。
というわけで。便乗便乗のおまけは金田より。
ずずずと下に。
どうしてこんなことになってしまっているのか。 玄関にて、しばしの理解不能。額に手をついて苦悩。 ていうか、これって。 いいってこと、なんだろうか。 もはや、スヤスヤとしか形容できない眠り姫が手の届く所に。 と、思って身を乗り出した瞬間に違うなと悟った。 つまり、王子様じゃないなと。 それもまたよし。 「いただきまーす」 と言った瞬間に開いた目と、ばっちり合った。 「え?・・・え?」 可愛い疑問符が飛んでいるうちにと思って、さらに顔を近づけたら身をよじって下から逃げられた。 すっかり緊急事態を察知した赤ずきんの行動は迅速だった。 ざざざ、と崩れた山。 「・・・ご、めんなさい」 「どうして、コンビニ行ってるちょっとの間に寝れるのかねぇ」 記憶しておかなければ。 「あのさ」 謎かけのように問い掛ける。 「・・・いただきます?」 模範解答に、にっこりとして。 |
あとがきなし。逃げ。