ケナフが私たちにくれたもの
全国発芽マップに参加した生徒の感想
「ケナフって何だろう?」
ケナフについて全く知らなかった私たちが、まず感じたことです。二酸化炭素を吸収したり、とっても大きくなると先生は教えてくれたけれども、それほど関心がなかったのが正直な気持ちでした。 それでも、どこまで大きくなるのだろう、どんな花が咲くのだろうと少し期待して種をまきました。次々に芽が出て、あんなに小さかったケナフの種がどんどん大きくなっていったのです。
ある日、北海道の学校からケナフが発芽しなくて困っているというメールが来ました。はじめは、あんまり気にしなかったのですが、清水国際中学校の地球クラブのみなさんが、その学校へケナフを分けてあげようとしていることを知りました。僕たちは、地球クラブのみなさんの行動にちょっと感動しました。そして、僕たちもお手伝いをしたいと思いました。
「ケナフを湯島から送ろうプロジェクトチーム」を結成して、全国の困っているところへ呼びかけました。4つの学校へすぐに送ってみました。メールやべにばななどのお礼をいただき、とてもうれしかったです。僕たちが、遠くの友だちの役に立つことができたのです。それに、僕たちが育てたケナフが、いろいろなところで大きくなっていると思うとうれしくなりました。
インターネットは情報の交換だけではなく、他の学校の人達と仲よくなれる大切なものだと思いました。僕たちは5人のクラスですが、全国に友だちができた感じがしました。はじめ、インターネットって、機械っぽくて冷たいものと感じていましたが、とっても温かくて、やさしいものに思えてきました。これからもどんどん友だちを増やしたいと思います。
ケナフのおかげで、全国のみなさんと交流できてとってもよかったです。
「ケナフ、ありがとう」