札幌1日目

うれしい話
函館に居るときに「はじめまして、ドクター荒井というものです。関部さんは今北海道にいらっしゃているらしいですが、もし札幌においでになるようでしたらお会いして札幌を案内したいのですが」というメールが届いた。

会議が終了後に札幌に向かう予定だったが、現地での観光予定をまったく立てていない私にとって、このメールは大変ありがたく、早速連絡を取り翌日待ち合わせることに。

車窓にて
函館という街は観光名所を回るのに2日はかかる街だったが、列車の窓から見た「苫小牧」や「東室蘭」は北海道が広すぎるせいか、私の想像していた大きさと比べるとびっくりするほど小さく思えた。
しかし、札幌が近づいてくると窓から見える景色も変わり、東京で見慣れたようなコンクリートだらけの光景が広がる。そのことは札幌という街が、北海道の中でいかに大きいかを物語っていた。

北海道という所は梅雨がなく過ごしやすいと聞いていたが、札幌に到着した時は小雨模様だった。

札幌
札幌には10時40分に到着し、無事ドクター荒井さんと会うことが出来た。

さっそく北海道と札幌についてレクチャーをしてくれたのだが「車なしではクラーク像まで1時間はかかる」「道庁、大通り公園、時計台以外の他の観光スポットも遠い」と、無計画で訪れようとしていた私にはショッキングな内容であった。
ここにきてドクター荒井さんが車で来てくれたことを深く感謝した。

旧北海道庁
駐車スペースがないので、とりあえず前を通り過ぎ、明日、徒歩にて訪れる事に。
楽しみである。

時計台
札幌と言ったら誰でも思い出すのがこの時計台。
北海道と言えば時計台というくらいお馴染みのスポットだ。

私は北海道に行ったことのある友人から「時計台は期待しないほうがいい」と聞いていたので期待はしていなったのでショックはなかったが、知らなかったらかなりの衝撃を受けるほど時計台はショボかった。
その点ある意味期待通りとも言えなくはなかった。
(写真で見るほうが100倍美しい建造物:ドクター荒井さん)

クラーク博士
時計台と肩を並べて有名なのがこのクラーク博士の銅像。

ときメモでは、ここに来ると熊と闘う事になるのだが、残念なことに「都会は飽きた」という置き手紙を残して山に帰ってしまったらしい。

観光地としては、広い敷地の後ろには観光用に羊までいる念の入れよう。
結婚式を挙げたカップルがオープンカーに乗って一回りしていた。

気になったのは遠くだったが景観を損ねている「札幌ドーム」と、かわいい羊を見ながら食べるジンギスカン(羊肉)。
荒井さんと二人で「なんか可哀相でとてもここで食べる気がしない」と意見が一致。

本場
札幌に来たのだからやはり「ラーメン」は外せないだろう!ということで、荒井さんお勧めの「純連」という店へ。
お昼時ということもあって既に10人位が並んでいた。
目の前ですすられていくラーメンを見ながら、平然とした顔でいたが、頭の中はすでにラーメンで一杯に。

出てきたラーメンは焼き味噌風味のこってりタイプであり、トッピングとかはオーソドックスなものだった。

食事中に荒井さんが何かを話し掛けてきたが、職場では「犬と同じで、うまいものを食べている時はあまり反応しない」と言われている私なので、ここでも反応が悪かったらしい。

え!
ラーメンを食べた後はデザートという事で札幌から車で15分(北海道スピード)の郊外にある「アイスの鉄人」といういかにも的なネーミングの店へ向かった。

札幌の郊外にあるその店は見た目ごく普通のアイスクリームショップだったが、そこのラインナップに「タラバガニアイス」なる見かけないものがあった。
450円と他のアイスと比べ明らかに高いのが本物の証明か?
恐る恐る注文をしてみる。
出てきたアイスには赤いツブツブがあり、味は…
正直にいうとタラバガニの入っている意味が分からないくらいアイスの味が勝っていたので、鉄人のこだわりを見た思いがした(爆)

北海道限定
アイス屋の隣にあった、本州では見た事のない「セイコーマート」というコンビニに入ると「リボンナポリン」という見慣れぬ飲み物があった。
そのオレンジ色の飲み物は表現しにくいのだが、かき氷のオレンジを炭酸水で割ったようなもので『なぜか懐かしいような味』であった。
また、本州では「ぺヤングソースやきそば」といえばスタンダードだが、北海道にぺヤングはなく、変わりにマルちゃんが「やきそば弁当」というのを出していた。
この2点をおみやげとして職場に持っていった所大変好評だった。
これから北海道に行く人は、安上がりで珍しいこの2点をお土産にする事をお勧めする。

小樽
コンビニにいた時に電話があり、荒井さんのお母さんが「小樽にいるので迎えに来て欲しい」との事だった。

コンビニから小樽へは車で20分(北海道スピード)だったので、折角だから向かう事に。

小樽の倉庫群は函館のと違い、川沿いにあり見て楽しむ倉庫群だった。

変った形のバイオリン(バイオリン+トランペット)の調べが流れる中、2000年9月19日はここで楓子ちゃんと会う事を思描いていた。

と、その時驚いたように荒井さんを呼び止める女性の声が…。

楓子ちゃんか!!

なんと待ち合わせした訳ではなかったのだが、ドクター荒井さんのお母さんが東京から来た友達と3人でそこにいた。
ドクター荒井さん曰く『嗚呼、楓子ちゃんだったら…(;;) 嗚呼、楓子ちゃんだったら… (;;)』。

お母さんの印象は、楓子ちゃんとは違ったが「加賀まりこの嫌味な部分をなくし、少しかわいくした感じ」で、とても20を越えた息子がいるようには見えない若々しさだった。
3人は高校の同級生同士だったので、帰りの車中の話題は高校時代のものだった。
場を盛り上げる為に気を使い色々話してくれ、これがなかなか面白かった。

荒井さん宅
小樽から5人で札幌にある荒井さん宅へ。
部屋に入ってまず感じたのはほんものだ(爆)

目の前にいきなり「メグ」のシーツが飛び込んできて、あたりを見回すとグッズが奇麗にディスプレイされていて、その配置方法にも独特のこだわりがあり、メモラーの手本になるような部屋だった。

ジンギスカン
北海道の代表的食べ物と言えば「カニ、ウニ、イクラ、鮭」に代表される新鮮な魚介類と、「乳製品」、そしてジンギスカンであろう。

特にジンギスカンは、調理師でありながら食べた事が無かったので、是非食べてみたい一品だった。
当初の予定によると札幌は1人で回るつもりで、1人でジンギスカンは寂しすぎるので予定には入れていなかった。

しかし、夕飯をお母さんが「サッポロビール園」でのジンギスカンに誘ってくれたので、遠慮なく同行させていただいた。
その帽子に似た鉄板(鍋?)で焼く本場のジンギスカンは、意外に臭みを感じず、なかなか美味しいものだったが、食べ方にコツを必要とした。

ビールをのみ、会話も弾み楽しく食べていたが、かなりいっぱい食べこれ以上は…と思った時に野菜が運ばれてきた(^^;;;

夜景
札幌の夜の名所と言ったらススキノと藻岩山の夜景。

私は酒は好きですが、おねーちゃんのいる所は行くとのめり込みそうなので皆と一緒に夜景を見に行く事に。

藻岩山の頂上から見た夜景は天気が悪かったのもあるが、荒井さんの「函館を見た後ではチョットインパクトに書けるでしょう」という言葉で表せるように、函館山より標高が高いので少しぼやけてしまっていた。

しかし、その印象は函館山の後だからであって、東京では見れない素晴らしい夜景である事は間違いなかった。

その後送ってもらい、手配してある「大通り公園ホテル」(1泊6000円朝食付き)で1時に就寝。


札幌2日目


札幌駅に10時半に待ち合わせをし、リニューアルオープンした「ヨドバシカメラ札幌店」へ。
そこで今日行く場所をマッサージ椅子にかかりながら検討。

旧北海道庁2
前日は前を通り過ぎただけだったので、もう一度訪れてみた。

そのゴシック調にあしらわれた建物は現役を退いた今も威厳を残し、私を魅了してやまなかったが、普段の行いが悪いのか、月に一度の閉館日(^^;


庭園には入る事は出来たのだが、カギがかかった庁舎内は窓から覗く事しか出来なく残念だった。

テレビ塔
大通り公園で名物の「じゃがバター」を食べながらブラブラ歩きテレビ塔へ。

東京タワー」は地元なので当然として、今年だけでも「通天閣」、「京都タワー」と登頂に成功してきた私は、ここでも登る事に。○○は高い所が好き(^^;;;

これがゆっきー雪祭りの時なら良かったのだろうが、夏のテレビ塔は…
機会があったら冬にリベンジしたいものだ。

決闘
ススキノのゲームセンターで遊び、そのまま狸小路と言う所を歩いていると、熊と出会った。
身の丈2mはある熊が襲ってきたのだが、マタギのおじさん(関部)の活躍で事無きを得た。
その時の写真がこれである。


金月真美
アニメイト札幌店に寄ってみた。
札幌中の熱いマニア達が集っていたが、そんな所にいても違和感の無い自分が恐かった(^^;;;

そこで以前から探していたプリンセスナインのSCDを発見!
これの「PASSIONATE DAYS」という曲は、金月真美さんと、長沢美樹さんのデュエットで、必聴の1枚。

早速購入したのだが、手ぶらで来ていたので荒井さんのリュックに入れてもらったのだが、その時「こういう時はお約束で忘れるんだよなぁ」などと冗談交じりに話していたら、お約束通り忘れてしまい、後日郵送してもらう事になった。

麻生
ひろ〜い札幌の地下街を歩き、市電で『麻生』(あざぶ)駅へ。


開けてはいたが特に何も無いどこにでもある普通の街だった。

ここから移動する為にNANAさんと言う方を荒井さんが召喚した。
その寝ている所を呼び出された不幸な人は、文句も言わず陽気に現れ私たちを「すしおんど」という回転寿司に連れていってくれた。

すしおんど
ここの寿司は、イクラからウニまでなんでも1皿100円だった。
100円だからと言って侮ってはいけない!
東京だったら300円は必ずするような上質な味わいで、これで100円なのだから驚きだった。

離道
名残惜しいが今日で北海道ともお別れ。

荒井さんに見送られ寝台特急「北斗星2号」に乗車した。




この旅が決まった時、最初に思いた今年最大の贅沢として、この列車の『寝台ロイヤル』に乗った。

この部屋は広さにしたら3畳くらいだが、映画が見れたりプライベートシャワーやトイレがついていたりして、まさに贅沢としか言いようのない部屋であった。


その車窓から見た最後の北海道は、夕暮れの中どこまでも森が続き深い眠りへと私を誘っていった。

と、思ったら乗車3時間後の函館あたりで起こされた。
寝台ロイヤルには「ウェルカムドリンク」というのがあり、お茶とワインとウイスキーが出された。
そのハーフボトルのワインを1本空けてしまい、最初から最後まで酔っ払った旅になってしまい、
往きの列車での反省は生かされる事はなく、帰りも酔っ払た事で、人間とはすぐに進歩しない事を身をもって体験してしまった。

最後に貴重な体験をしながら楽しく無事旅が出来たことに感謝してこのレポートを終わりにしたい。

最後まで読んでくださりありがとうございましたm(_ _)m
この旅は、私にとって一生忘れる事のできない、有意義なものになりました。

最後になりましたが、一緒に同行しれくれた沙巫恵希さん(S.F.ふぁん)、師範代さん。
そして札幌を案内してくれたドクター荒井さん(ドクター荒井⊂(^∇^)⊃の、なまらでっかいどう♪)
本当にありがとうございましたm(_ _)m

ホームへもどる