小江戸残照
旧小山家住宅(旧万文・蔵造り資料館)
蔵造り資料館として利用されている。
煙草卸商を営んでいた小山文蔵が建てたものである。
間口4.5間の店蔵間口2間の袖倉を併立した袖蔵形式の蔵造りである。
屋敷配置は木造母屋、文庫蔵、煙草蔵、文庫蔵と続く典型的な蔵造り町屋になっている。
平岩・水飼家住宅(太陽堂書店・理髪店銀パリ)
糸繭製茶煙草問屋を営んでいた正木屋大川喜兵衛が建てたもの。
間口は5間で現在2軒で使用している。
店舗部分と住居部分が1棟になっている町屋形式で層2階建てである
小林家住宅(くらづくり茶店)
洋館風建築とコントラストをなして建っている.建物は
呉服太物卸問屋の2代目小林佐平が建てたもの。
店蔵・オク(平屋の住居)・庭・文庫倉の屋敷配置は
川越の町屋の一つの典型である。
小島家住宅(あいとく呉服・服地店)
呉服太物商相模屋小島徳衛門が建てたもの。
店蔵は間口4間奥行3.5間で、現在、店舗部分は板張りになっているが
当初は屋敷であったと考えられる。
松崎家住宅(松崎家スポーツ洋品店)
屋号「松崎屋」と称し、明治24年まで砂糖商を営んでいた。
店蔵は間口4間、奥行き2.5間、矩折れに3尺の下屋庇をつけた構えである。