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私が海を見ている間に
さよならを言ってください
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寄せ返す 波のやさしさで
貴方の言葉に素直にうなずけそうだから
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ねぇ
覚えてる？
二人で 初めていった海のこと
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貴方が泳ごうと私を誘ったけど
私は
昼食の食べ残した手つかずの卵サンドが気になって
無邪気に笑えなかったっけ
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潮風に 貴方の匂いがふいに舞った時
思いっきり 愛されたくて 駆け出した
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どこにでもいる
ありふれた恋人同士のようだったね
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『もし』という言葉が
貴方と私の人生にあるのならば
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もっと もっと
早く出会いたかったけど
それは うつろな響きにしか聞こえないのは
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なぜ？
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もう
逢わないつもりで
貴方の電話番号のメモリーを消したけど
無意識に指が覚えているのが
悲しい
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貴方に会いたくて
雑踏の中を
歩いたことも
あったっけ
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どっちでもいいって
言ってたけど
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本当はね
ありふれた恋人同士のように
街の中を
腕を組んで歩きたかった
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。。
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愛することが
追い詰めることになってゆく
窓から海が見えるよ
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私をみつめる
貴方の瞳が恋しくて
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私から
さようならが言えないから
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私が海を見てる間に
さよならを言ってください
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寄せては返す波の
やさしさを感じていると
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いつ さよならを
言われてもいい気がするから
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