越乃景虎(こしのかげとら) 販売店・鴨宮かのや酒店
【諸橋酒造】 新潟県長岡市
諸橋酒造の酒蔵玄関 | 酒蔵壁面の看板 | 醸造場の様子 | 貯酒蔵の様子 |
諸橋酒造さんは、1847年(弘化4年)創業。現在は長岡市に組み込まれていますが旧栃尾市にある酒蔵で、酒蔵合併せずに170年以上代々続く老舗の蔵です。栃尾地域は、戦国武将「上杉謙信」が青年期を過ごした場所であり、その当時は元服名「長尾景虎」と名乗っていた事に由来して「越乃“景虎”」という酒名になりました。
新潟のほぼ中央部に位置する栃尾は四方を山に囲まれた盆地で、県内でも有数の豪雪地です。豊富な雪解け水を背景に育まれる潤沢な仕込み水は、自社敷地の井戸から汲み上げる天然水と、蔵から10キロメートルほど離れた全国名水百選に選ばれている「杜々の森(とどのもり)」の湧水を特別に運び込んで「名水仕込み」シリーズに使用する二通り。いずれも硬度0.47ほどと、雪解け水の多い新潟県内でも稀有な超軟水。不純物が少なく蒸留水のように清浄で、酵母の栄養分となるミネラル分も少ないため発酵はゆっくりと進み、雑味無く優しい飲み口の淡麗辛口酒に仕上がります。
越後の地酒のなかでも、知名度があるほうの銘柄だとは思いますが、年間約4000石前後の生産量にとどめていて、仕込みも大きいもので米3トンという、人の手で櫂入れ(櫂棒で発酵タンクを撹拌する)が出来る規模の酒造りを守っていらっしゃいました。麹室も見せていただきましたが、機械は入っておらず手造り麹で全量を賄っています。有名になっても無暗に増産せず“人が造る”という製造理念を維持されている事からも、辛口の酒質の中に人のぬくもりを感じるような優しさが入るのかもしれません。
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