シャトーオーブリオン
Chateau Haut-Brion

AOCペサック・レオニャン(ペサック村) グランクリュ特1級(赤)

 フランス南西部地方出身で、ボルドーワインを輸出していたポンタック家の、ジャン・ドゥ・ポンタックが1550年にシャトーオーブリオンを創設しました。以後、1世紀以上ポンタック家の所有でしたが、1688年フュメル家がこの土地を相続し、一時フランス革命によりシャトーは国に没収されましたが買戻しました。その後はタイラン家、ラリウ家など何度か所有者がかわり、1935年にアメリカの銀行家クラランス・ディロンが購入し、現在までディロン家により運営されています。
 オーブリオンは、17世紀には畑の名称(オーブリオン)で販売されていたほど、ボルドーで最も早くから評価の高かったワインです。1855年の格付けでも、唯一メドック地区以外から、それも第1級に格付けされました。セカンドワインのシャトー・バーン・オーブリオン(赤)も評価が高く、ロバート・パーカー氏いわく、「これはいまやボルドーで最高のセカンドワインのひとつであり、いくつかのヴィンテージでこれをしのいだ事のあるセカンドワインといえば、名高いシャトーラトゥールのレ・フォール・ド・ラトゥールくらいのものである」と劇評しています。また、シャトーオーブリオン・ブラン、白ワインも少量造っており、ボルドー1の辛口白ワインとして、フランスを代表する銘酒となっています。

葡萄品種 カベルネ・ソービニヨン45%、メルロ37%、カベルネフラン18%(赤)  ソービニヨンブラン63%、セミヨン37%(白)
畑の面積 43.2ha(赤) 2.7ha(白)
土壌 砂礫混じりの土壌、地下は粘土、砂質。
平均樹齢 36年
アルコール発酵 発酵とマセレーションは温度管理された225hl入りのステンレスタンクで行う。(赤)
仕上げ処理 清澄はするが、濾過はしない。(赤)  清澄も濾過もしない。(白)
樽熟成期間 22ヶ月(赤) 13〜16ヶ月(白)
新樽使用率 60%(赤)
年間平均生産量 約8万本(赤) 約6万本(白)
所有者 ドメーヌ・クラランス・ディロンSA
セカンドワイン シャトー・バアン・オーブリオン赤(1900〜1910年発売開始)  レ・ブランティエール・デュ・オーブリオン白
(2004年のデータ)

写真 説明 価格

オーブリオン赤1994年 750ml

パーカーポイント93点
完売
34,545円

バーン・オーブリオン赤2005年 750ml

パーカーポイント90〜92点  シャトーオーブリオンのセカンドワイン
完売
15,552円

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