森臥(しんが) 販売店・鴨宮かのや酒店
Shinga
北海道名寄市
森臥 代表者 竹部 裕二 氏 竹部 麻理 氏
住所 北海道名寄市弥生
創業年 2011年(2019年自家醸造開始)
年間生産量 約-本(北海道名寄市自社畑産100%)
自社畑 約3ヘクタール
日本最北のワイナリーといわれる森臥さんのある名寄市は、旭川市から日本最北端の稚内方面へ北上すること約75キロメートルの場所に位置し、真冬の2月の平均気温は約−15℃にもなる寒さ厳しい土地です。2011年に名寄市弥生地区の牧草地を購入し葡萄畑とし、2014年の初収穫から5年間はブルースガットラヴ氏の10Rワイナリーで醸造研修を重ねつつ委託醸造にて作ったワインを販売。2019年9月にワイナリー完成。自家醸造が始まりドメーヌワインとなりました。
上記には、2011年に栽培を始めたと書きましたが、奥様の出身地である名寄市内で、じつは2004年にも葡萄栽培に挑戦され、2007年に冬の低気温(氷点下30度)に起因する病害で樹が全滅するという被害に見舞われています。ショックから約3年ほど葡萄作りから離れましたがワインへの情熱は消えず、しっかり学び直し、耐寒性の強い葡萄品種「バッカス」、「小公子」を中心に、新たに購入した牧草地を改植し葡萄栽培を2011年に再開されたという、前例のない寒冷地だから起こった壮絶な経緯があります。森臥さんのホームページのトップページ冒頭にこう書かれています「試され続ける長い道のりの中で自分達の志を守り、そこに美しい精神が宿ったならば、それは私達にとってこの上ない喜びです。目指したのは、原材料名寄産葡萄にこだわる事。森羅万象起こりうるすべてを糧として私達は葡萄を作りワインを造っていきたいのです。」と・・・。崇高にすら感じる切なるピュアな覚悟に胸を打たれます。現状においても様々な寒さ対策は必須で、特に葡萄の新芽が成長している6月になっても起こる霜の害においては、森臥さん独自の象徴的でもある対策として、ご夫婦で夜を徹して畑に約300個のキャンドルを燈し、炎の暖かさで花芽を凍結から守るという大変な作業を数日行っています。他のワイナリーではほぼ行われない厳しい作業ですが、ゆらめく炎に照らし出される深夜の葡萄畑は幻想的な美しさで、森臥ワインのラベルにはその様子をモチーフとした絵画のデザインが採用されています。ご夫婦と共にリスクをくぐり抜けて成熟した貴重な自園葡萄達が魅せてくれる、北の地域性を宿したワインは、スッと通る綺麗な酸を内包しつつ、輝かしい透明感のある見事な果実味を身に着けている事に、いつも驚かされます!
20歳未満の方へのお酒の販売はしておりません。
良撰酒蔵地酒&味撰銘醸ワイン【日本ワイン・純国産ワイン】 森臥ワイン取扱店、販売店 通販
神奈川県小田原・箱根の酒屋・鴨宮かのや酒店のHP【かのや酒遊館】
神奈川県小田原市南鴨宮2−44−8