ロバート・パーカーが、コトーデュラングドックで五つ星評価を付ける希少な造り手。女性オーナー、マルレーヌ・ソリアは、モンペリエの醸造専門学校で学び、並外れたワイン造りへの情熱によって徹底した低収穫量で濃縮した味わいのワインを作り始めました。
マルレーヌの祖母の名前が「ローズ」で、バラが好きだったことと、畑の石を割ると綺麗なピンク色をしていることなどから、ペイル(ピエール=石)ローズという名前がつけられました。20ヘクタールの畑から1ヘクタールあたり、17ヘクトリットルの収量で、生産量は、3300ケース。そのうちの3分の1が「クロ・デ・システ」と「クロ・シラー・レオン」のトップキュヴェとして仕上げられます。
特徴的なのは、有機農法で作られていることと、樽を一切使用せず、鉄製のタンクで熟成されることです。そして、ノンフィルターで瓶詰めされています。
樽熟成しないため、余韻(アフターテイスト)が短く感じられますが、樽の力にたよらず、葡萄本来の果実味だけを濃縮させた、濃厚かつフレッシュな味わいはまさにラングドックの女王と呼ぶにふさわしいものと言えます。香りや味にオーク樽のアクセントがなく、ピュアな果実味だけでこの力強さは、素晴らしい個性だと思います。
写真 | 説明 |
![]() |
クロ・シラー・レオン(赤)93年
AOCコトーデュラングドック 葡萄品種シラー85・グルナッシュ15 |
良撰酒蔵地酒&味撰銘醸ワイン
神奈川県小田原市・鴨宮かのや酒店のHP【かのや酒遊館】