「バルダーズ・ゲート」とは?

バルダーズ・ゲートはアメリカ製のテーブルトークRPGであるダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)を下敷きにしたWindows用ロールプレイング・ゲームです。いわゆる剣と魔法のファンタジー世界で冒険をするというスタンダードなタイプのゲームですが、他のRPGと比べて以下のような特徴があります。


 「難易度(ってゆーか致死率)が高い」
本当によく死ねます。慎重に行けばそうでもないですが、慎重でない人がプレイした場合、序盤だともう病的なほど。
このゲームではオートポーズ機能が用意されており、敵との遭遇、ラウンドの終了などがあるとポーズがかかるようになっていますが、この機能を使わずにプレイしようという人の気が知れないです。そのくらいの難易度だと思ってください。

 「レベルアップの影響が小さい」
よくあるRPGと異なり、このゲームでは能力値は変化しません(ある種の例外を除く)。レベルアップの際に変化するのはヒットポイント、武器の熟練度、スキル(技能)、呪文修得数といった程度です。攻撃力、防御力などには変化がないのです。このゲームではレベルよりもむしろ装備のほうが重要です。

 「某有名RPGと違って人の家のタンスとか漁ると犯罪」
犯罪です。誰も見ていなければ大丈夫ですけど。人の見ている前で盗みとかやると、人を呼ばれてしまいます。序盤ではまず勝てない相手です。でも、後半だと楽勝ってのはどうよ?

 「犯罪犯すとたーいへん(官憲に追われる)」
上記のように、盗みとかやるとお尋ね者になります。殺人なんかも同様です。ただ、このゲームでは「犯罪を犯した場所」でのみ追われたりするので、それ以外のところに行っちゃえば安全だったりします。時効(官憲がいなくなる)のも早いです。

 「犯罪の自由度が高い(市民惨殺、スリ、強盗などできちゃう)」
上記と関連しますが、とりあえず犯罪ができます。直接的なものばかりですけど。ゲーム上重要な人物でも殺せたりしてしまうので(多分。そこそこ重要のは試した)、なんかスゲェです。人の集まる場所にファイアー・ボールの魔法とかぶち込むと阿鼻叫喚です。一気に名声が落ち込み、あたりにはくすぶる焼死体ができあがったりしてかなり凄惨です。

 「主人公の評判によって物価が変化」
この世界は意外に親切です。まっとうなお店も大悪党にものを売ってくれます。10倍くらいの価格で。逆に英雄的だと、ものを安く売ってくれます。

 「主人公が死ぬと問答無用でゲームオーバー」
とりあえず主人公のヒットポイントがゼロになると強制ゲームオーバーです。セーブデータをロードしましょう。

 「キャラが“本当に”死ぬことがある(通常は昏倒、寺院で蘇生が可能。ホントに死ぬと消滅しちゃう)」
キャラクターのヒットポイントがゼロになると、キャラクターの画像が白黒になり、その場には持ち物が残ります。そうしたら持ち物を回収、寺院に行きましょう。お金を払うと蘇生してくれます。稀に、パーティメンバー一覧から死んだキャラクターの画像が消えることがあります。こうなると手の打ちようがありません。もうそのキャラクターは世界を去りました。二度と活躍できません。

 ・・・こんな感じですかね。


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