シナリオ6/標的は補給隊 プレイヤー:2〜9


■設定

 逃亡を続ける恒星連邦軍、残存部隊。それを追うドラコ連合軍、戦槌機士団。移動速度にほとんど差はないため、恒星連邦軍は逃げ切れる…かに見えた。
 しかし、両者には決定的な差があった。
 恒星連邦軍の側には、充分な物資と熟練した技術者がドラコ連合軍に比べ圧倒的に不足していたのだ。
 バトルメックは核融合エンジンを搭載しているため、当面は燃料不足に悩むことはないが、精密機械であるために整備兵の手によってこまめに整備を受ける必要がある。とりわけ、砂漠のような過酷な環境では。それに対し、車輌の多くは水素燃料を使用するICEを搭載しているため、燃料の補給が不可欠となる。
 それらの問題も重要だが、なにより重大なのが食料、水、そして医療物資だ。戦争をしているのはメックや戦車ではなく、食料や水を必要不可欠とする人間なのだから。
 補給物資不足にあえぐ恒星連邦軍に対し、ドラコ連合軍は常に補給物資を満載した補給隊を従えている。いよいよガス欠の車輌が出始め、飲料水が不足してきた恒星連邦軍は、ついにドラコ連合軍の補給隊を襲撃する作戦を実行に移した…。


■恒星連邦軍奇襲部隊

バトルマスター×1
機械化歩兵小隊(マシンガン)×2
 バトルマスターはSRM6とマシンガンの弾薬が尽きており、頭部と背面を除く全ての部位に1D6のダメージを受けています。機械化歩兵小隊(マシンガン)のうち二部隊は4人ずつ欠けています。


■ドラコ連合軍補給部隊

通常歩兵(ライフル)×1
指揮車輌×1
トラック×3
ジープ×1
 いずれもルール通りの装備、性能です。


■使用マップ

『メック戦闘ルール』付属のマップを二枚使用します。横に並べて使用し、全ての高度0の地形は『砂漠』として扱ってください。林、森、水地も全て砂漠として扱います。


■初期配置

恒星連邦側のユニットは左方のマップ〈0201〉〜〈0204〉、〈0302〉〜〈0303〉、〈0401〉〜〈0403〉のうちいずれかの3つのヘクスに自由に配置できます。
ドラコ連合側のユニットは左方のマップ〈1001〉〜〈1003〉、〈1103〉〜〈1105〉、〈1203〉、〈1205〉〜〈1206〉のうちいずれか6つのヘクスに自由に配置できます。


■特殊ルール

【地形】
砂漠はバトルメックの機動性を大きく減じさせます。
砂漠ヘクスへの侵入には1MP余計に必要とし、また、砂漠に合わせて整備されていないバトルメックの装備する全ての放熱器は1/2の効果しか発揮しません(2基で1点放熱。1基では効果がない)。
ドラコ連合側のバトルメックは砂漠戦用に調整されているために一切のペナルティを受けませんが、恒星連邦側のバトルメックは調整が済んでいないためにこれらのペナルティを全て受けます。

【盤外へ逃亡】
双方のユニットは、盤外にあたるヘクス(番号の書かれていないヘクス)へ移動することで盤外へ逃亡できます。逃亡したメックは二度とゲームには復帰できません。いずれの側も「押し」や「体当たり」を用いて敵を盤外へ出すことは出来ません。

【強奪】
恒星連邦側の歩兵小隊は、移動フェイズ完了時にドラコ連合側のトラックに隣接した状態になっており、そのターンに一切の攻撃を行わないことでトラックを“強奪”することができます。強奪を行った場合、歩兵小隊の兵員3人がトラックに移乗し、歩兵小隊の人数を減らします。もし強奪を行う際に歩兵小隊の兵員数が3人を下回っていた場合、強奪はできません。兵員数が3人だった場合は強奪はできますが、行った時点で歩兵小隊は消滅します。

【戦闘終了】
戦闘開始から20ターンが経過しても恒星連邦軍のバトルメックが生存しており、なおかつ脱出していなかった場合にはドラコ連合軍の増援部隊によって強制的に敗北させられることになります。また、恒星連邦軍が全滅した場合はもっと早く敗北が決定します。恒星連邦軍が全て「盤外へ逃亡」した場合にも、ゲームは終了します。


■勝利条件
恒星連邦側は、トラックを1台以上強奪し、バトルメック、トラックを盤外へ脱出させられれば勝利となります。

ドラコ連合側は、3台全てのトラックを一台たりとも失うことなく盤外へ逃亡するかもしくは20ターンの間生存していれば勝利となります。

双方が勝利条件を満たしていなくても、双方のユニットが全て盤外へ逃亡した時点でゲームは終了、引き分けとなります。

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