50MHz AM送信機

CQHamRadio誌2009年12月号に6mAM送信機の
製作記事が掲載されていましたので製作しました。

群馬県前橋市赤城山、群馬県北群馬郡富士見峠
で数局とQSOすることが出来ました。




1.諸元
   ・周波数:50.620MHz(水晶発振)
    他にも50.550MHz等水晶差し替えにて他の周波数でも
    QRV可能
   ・送信出力:70mW(ファイナルTR:2SC1815GR)
   ・発振回路1石、ファイナル1石、変調用IC1個の構成
 

2.外観


正面



背面



2.内部




3.測定データ

1)周波数



2)スプリアス
REF:+10dBm,SCALE:10dB/DIV,SPAN:200MHz
外部ATT:20dB



第2高調波は-50dB程度です。
 出力1W以下の場合は基本波レベルに関わらず50μW以下
 ならば良いようです。

 参照元 : http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/spurious/files/siryo002.pdf


3)送信出力



4)送信波形
  a)搬送波


  b)変調時


入力信号は自作のテストオシレータで作ったものなので
入力波形自体が歪んでいるのでは?と思い、
入力信号を測定してみました。


  C)入力信号


入力信号は特に歪んでいないようです。
変調後の波形が歪んでいるのが気になりますがQSO相手からは
特に異常ある旨のレポートは無し。この程度の歪みならば
問題ないのかなあ????

5)占有周波数帯域
  SPANを狭めて、FreqOccupy(占有周波数帯域)を見てみました。

REF:+10dBm,SCALE:10dB/DIV,SPAN:100KHz
外部ATT:20dB


 a)無変調時



 b)変調時



※A3E(AM)の占有周波数帯域幅の許容値は6KHzですが
  上記の波形の見た目ではいまいちわかりません。
  占有周波数帯域幅が測れる(数字で出てくる)スペアナが欲しい。。。



5)過変調編
  
AMで過変調になるとどうなるかやってみました。
   先の1KHzの正弦波を強めに入力しました。

 a)送信波形


※ありゃりゃ!?なんじゃこれ?の状態です。


 b)占有周波数帯域
REF:+10dBm,SCALE:10dB/DIV,SPAN:100KHz
外部ATT:20dB




※こちらも、トンデモナイ状態です。変調度の管理は重要ですね。





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