ECHO LINK用スピーカーマイク

PCとUSB接続でつなげるスピーカマイクを製作しました。
SBコネクタ1つのみの接続で外部電源不要な為、
PC周りがすっきりとした運用が出来ます。


1.仕様
   ・EchoLINKのソフトとELPttを動作させたPCのUSB端子に、
    スピーカマイクを接続し、送話、受話、PTT信号の制御、
    BUSY表示、ON AIR表示を行う。
   ・電源はUSBのVBUSから5Vを貰って動作させる。
   ・音声信号はUSBサウンドカードを使用する。
   ・PTT制御、BUSY表示、ON AIR表示にはUSBシリアル変換基板
    を使用する。(変換基板は秋月電子のFT232RLを使用)
   ・USBハブを使用してUSBサウンドカードとUSBシリアル変換基板
    をつなぐ。
   ・マイクはコンデンサマイクを使用、マイクアンプ(エレキットのNT5)で
    増幅してからUSBサウンドカードに供給。
    (マイクアンプが無くてもPC側の調整で必要なレベルには
    調整出来ましたが、ショボイ感じの音質(いわゆるトークパワー弱い感じ)でした)



2.外観

1)全体

※ジャンクで仕入れた旧式のハンドマイクを使用しました。
 元々付いていた4ピンのマイクコネクタを切断し、
 USBのコネクタを付けました。
 ジャンクマイクの中には大きなダイナミックマイク素子が入っていましたが
 取り払って、薄型スピーカとコンデンサマイク、各種回路基板等を組み込みました。
※USB部分が灰色なのは格好悪いですね。。。。黒で統一すれば良かった。


2)PCとの接続状況

※接続がUSBのみなので、すっきりシンプルです。

3)マイク部

※汚い!ジャンクマイクですいません。
  上面に2色LEDを取り付けました。(BUSYには緑、送信時には赤く点灯)

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4)内部の状況


※ぎっしりと無理やり詰め込みました。
  USBハブとUSBサウンドカードは電気屋さん等で市販されているものです。
 分解して基板を取り出して使用しています。USBハブの基板にはUSBジャックが
 半田付けされていましたがそのままではマイクに収まらないので1つ1つ丁寧に
 取り外しました。
 PTT SW部は元々のマイクに備わっていたものをそのまま使用しています。


3.回路図


※主要部分は市販品の基板等を使用しており回路的には特にこれといったものは
  ありません。
  コンデンサマイク用のバイアス電圧を2.2Vのツェナダイオードで作っています。
  RTS#(受信検出)が受信時にHIになるのでトランジスタでLED電流をスイッチングし
  BUSYランプを付けています。
  CTS#(送信)は通常時はHIになっており、これをLOにすると送信状態に
  なります。PTT ONでトランジスタをONにしてCTS#とつないだコレクタを
  GNDに落としています。
  ON AIR LEDはPTT SW経由で直接点灯させています。従って、正確には、
  マイクを握っているかどうかを表示していることになります。
  点灯条件にRTS#=LOを加えれば、”本当”にON AIRしているかどうかの表示に
  なりますが手を抜いてしまいました。
 


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