1.Wires6751ノードについて
144.53MHz Tone:107.2Hz (使用リグ FT-7800)
神奈川県横浜市港北区に設置しています。
マンションの4F(5F建ての4F)ベランダに1/4λ程度のモービルホイップを出し、
送信出力2Wで運用しています。ベランダは南向きなのでほとんど南側にしか
飛んでいません。東急東横線綱島駅の東側から鶴見川あたりをカバーしています。
EchoLINKノード(JQ1YWY−L)を介して、EchoLINK網にゲートウェイしています。
6751ノードはアマチュア無線局であればどなたでも御自由にお使いになれます。
普段は0435ルームに接続させていますが、
DTMFでの切断、他ルームや他ノードへの接続操作等もOKです。
但し、常時エコーリンクとゲートウェイされていますので、エコーリンク側から呼ばれたり、
エコーリンク側へ音声が中継されていたりする場合もあります。また、エコーリンクゲートウェイを
禁止しているルームもありますのでご注意願います。
(当局が知っているゲートウェイ禁止ルームにはつながらない様に設定してあります。)
カーチャンクにも対応していますのでアクセス確認に利用可能です。
(頻繁なカーチャンクはご遠慮ねがいます。)
周辺家電製品等からのノイズでSが常時5〜6振れてしまっています。
ノイズに勝つ程度の強さで届かないとトーンスケルチが開きません。
1)6751ノードのシステム構成について

Pen4 3.2GHzのWin XpにWiresとEchoLINKの
ソフトを入れています。
ALCを入れて、変調浅めの局と深めの局が出ている状況でも
ボリューム調整することなく一定の音量でワッチできる様
になっています。ALCを導入したきっかけは別ですが、
そのきっかけは別のところで紹介します。
音質劣化しがちなEchoLINK⇒Wiresへの中継を多少でも
改善すべく低周波系のフィルタを入れて調整しています。
HRI-100(リグ側)とEchoLINK系(上図のSound2)と
RIGは、自作のGW装置経由でつないでいます。
Sound1はPC内蔵のオンボードオーディオ、Sound2は
ハムフェアで100円で買ったジャンクのサウンドボードです。
2)エコーリンクゲートウェイ(GW)について
マイノードのショボさをカバーすべくGWを作って、
エコーリンク経由でもWiresに出られる様にしています。
GWの構成手法としては大きく3通りあると思われます。
(その他の方法等がありましたら、ご教授いただければ幸いです。)
方法1:同じ場所に、同一周波数、同一トーンで、Wiresのノードと
EchoLINKのノードを立てる。
リグとアンテナはWires用、EchoLINK用でそれぞれ必要。
(業務局用の高価な送受信共用機等を使えればアンテナは1本でも可能。)
RF系がWires側とEchoLink側で異なっているので、Wires側は
聞こえるが、EchoLINK側は聞こえない等の現象が発生する
可能性がある。また、変調と復調をそれぞれのリグで行うので
音質面で不利になる。
一方、GW装置を特に用意しなくても実施できる。
方法2:PTT信号とSQL信号の処理と、音声信号の分配を
外付けのGW装置で行う方法。(当局はこの方法です。)
1台のリグとアンテナでWires側、EchoLINK側との
それぞれの信号を送受信します。
リグ側からの信号はWires側、EchoLINK側それぞれへ中継します。
以下に当局のGWの動作原理を示します。
ロジックICとリレー等で回路を構成しています。
写真は掲示板に載っています。


通常発生し得る状態、Wires,EchoLINK,RIGのいずれかの入力がある3パターンの状態から、
出力を決定し、音声信号とSQL,PTTの信号処理を行います。
複数のノード(例えばWiresとEchoLINK)のPTT信号が同時にONになることは
通常のQSO時はありません(ID送出時などはあり得る)のでこういう場合は
異常状態と看做し、中継を止めます。必ず1つの送信元から2か所の中継先に
中継する様にしています。基本的に衝突制御はWiresとEchoLINKのソフト側に任せて、
その衝突制御の隙間をぬって衝突が発生した場合は、どこにもなにも中継しないことで
鎮静化を図るようにし、フェールセーフな設計としました。
方法3:PTTとSQL信号の処理、音声信号パスの分配や切り替え等を
全てPCの中でソフト的にやってしまう方法。
どなたから聞いたか、どこかのWebページで見た気がしますが、
良く調べていないので詳細不明です。
3)6751ノードの電界強度分布について
6751ノードのS値を実測して地図上に表示してみました。
大体、実際の受信状況(聞いた感じ)と一致しています。(実測なのであたりまえですね。)
中心付近の灰色の丸がノード位置、S9+以上が赤色、S7〜9が黄色、S4〜6が緑色、
S3以下が青色、トーンSQL OFFが黒色です。 
作成方法
リグの外部Sメータ出力から信号強度に応じた電圧を取り出し、1秒ごとにサンプリングして
ADコンバータでデジタル値に変換してPCに取り込みます。取り込んだ時刻も記録します、同時に
リグのデータ端子からスケルチのON/OFF情報も取り込みます@。
同時にGPSで位置データ(緯度経度)を1秒ごとに記録しておきますA。
@とAのデータを時間で整合して合体しますB。
緯度経度毎の信号強度データが出来上がりますので、信号強度を何段階かに分類し、
これを地図ソフトにインポートします。
2.Wires4794ノードについて
430.73MHz Tone:107.2Hz (使用リグ FT-817)
神奈川県厚木市に設置しています。
地上高7mの5/8λ2段GPで2.5Wか5Wの出力で運用しています。
夜間や430シンプレックスでの運用中は運用停止や出力低減している場合もあります。
厚木市の西部、伊勢原市の北部を主にカバーしています。付近は丘陵地帯ですので
ロケーション次第で近くでも使えなかったり、意外と遠くでも使えたりします。
ノードは大山と付近にある高さ100m程度の丘に囲まれた谷の様な場所にあります。
HamRadioDeluxを使ってリグの遠隔操作(出力変更等)と
監視(SメータレベルやSWR、周波数)を行い、
秋月電子のUSB I/Oを使って、安定化電源のOFF/ONやHRI-100、FT-817への
電源供給を制御できる様になっています。
さらに、携帯電話を使った遠隔操作システムにより、WiresサーバやHamRadioDeluxを
動かしているPCの電源を入れたり切ったりできます。PCフリーズ時のリカバリーとして
PCの「電源ボタン長押し」に相当することもできるようにしてあります。
FT-817で5W連続送信してもリグへの負担が少なくなるようファンによる冷却を行っております。
ファンの動作はPICマイコンで制御しており、連続送信10秒でFANが動作し、
送信終了後120秒経過するとファンが停止する様にプログラムしてあります。
4794ノードはアマチュア無線局であればどなたでも御自由にお使いになれます。
普段は0435ルームに接続させていますが、
DTMFでの切断、他ルームや他ノードへの接続操作等もOKです。
カーチャンクにも対応していますのでアクセス確認に利用可能です。
(頻繁なカーチャンクはご遠慮ねがいます。)
3.Wires0435ルームについて
普段、お世話になっている0435ルームについて勝手に少し紹介させていただきます。
北関東エリアを拠点とされている上州10mFM愛好会の会長さんがルームオーナーを
しています。0435ルームがメンテナンスやトラブル発生時は0494ルームが使用されます。
10mFMの名前が入っていますが、10mFMを運用されていない方もたくさん出ておられます。
接続ノードは沖縄から北海道まで常時20〜30ノードがつながっています。
いろいろな趣味をお持ちの方が出ており、話題が尽きることがなく、ロングに複数局でのラウンドQSO
が行われています。
神奈川県内の0435ルーム常連ノードの設置状況です。赤円はおよそのカバーエリアイメージです。

4.ノードの音声レベル調整方法についての提案