日本で最初の国立公園指定を受けた鹿児島県霧島町の小さな蔵。 明治44年創業いらい「花の露」「大浪」「明るい農村」といった銘柄で地元霧島町民に親しまれてきましたが、近年は、他メーカーから原酒を譲り受け販売を続けていました。今般自社製造を復活させるため設備改修をすすめ、その第1弾商品です。 かめ壺は“江戸がめ”と言われる古いもので、平均540リットル入りの“3石(ごく)がめ”が、53本。 麹には通常の黒麹、白麹よりワンランク上の黒麹ゴールド菌、白麹ゴールド菌を使用しました。
ゴールド菌という呼び名は、河内源一郎商店が発明した菌で、他の種麹屋さんには、ない菌です。 一般の黒こうじ、白こうじと、使用方法は同じですが、出麹の際、若干、酸が出にくいので、作業に神経を使うものです。 焼酎は、甘さとコクが一段と醸し出され、味わい深い酒質になります。
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