おミズ顔(^^;;)のタカラフィアナさんと、ゴージャス毛皮コートの特性が最大級に生かされたショットです。撮影したのは、99年(うわぁ)の11月頃。
お相手の彼は、手持ちの覚え書きによれば、ドラゴン社の兵隊人形「W W II」シリーズ「POLAND
1944」から。「WIKING DIVISION PANZAR OFFICER」とあるので、ドイツの戦車軍(?)の士官さんか、ひょっとすると将校さんなのかな。確か当時、同じくドラゴン社の兵隊素体「Adam」シリーズを、キリコのボディにすげ替えようとか考えていて、その流れの中でウッカリ買ってしまったように記憶しております。当時は失業中でヒマだけは充分ありましたし(^^;;)。
結果から言えば、ヒマはあっても、器用さには著しく欠けていたもので、改造にはまったく手をつけず、買ってきたときのままの姿でフィアナさんとの2ショット撮影……となったわけですが(笑)。後から振り返ってみると、制服が制服だけに、実にストーリー性のある2ショットになりました。
撮影当時の覚え書きによると、こんなイメージを狙っていたようです(^^;;)。
占領軍の士官と、被占領国の女。
本来なら屈辱的なハズの関係も、生来の美貌ひとつを武器に
貧民窟から這い上がってきた女には、何ほどのことでもない。
「金払いのよい相手につく」。それだけ。
気位が高く、傲慢で、華やかに、艶やかに、咲き誇る時代の徒花。
祖国が解放された暁には、「売国奴」として銃殺……そんな 未来を薄々予感しつつ、
「それもわたしの人生」としたたかに生きる孤高の美女。
うーん、厨設定(^^;;)。しかも、キリコいないし〜〜(^^;;)。フォロー代わりに、当時、ご覧になってくださった方の感想もご紹介しちゃいましょう。(無断引用ごめんなさい。もし今もご覧になってたら連絡ください〜。>さくら師匠)
「フィアナはナチス占領時代のフランス人娼婦。
レジスタンスに身を投じた恋人のキリコとは、時々連絡を取り合っているものの、
お互いの立場と考え方の違いのせいで、関係に亀裂が生じかけている、か、
道を分けてもなお、相手に 心を残し、それぞれの生き方に口出ししない(ようにしている)etc……」
うーん、今読み返しても格好いいな。これ。確かこの当時は、「フランス語を話すキリコ」「レジスタンスに(成り行きで巻きこまれてではなく、積極的に)身を投じる」ということころで、わたし自身は、想像力の限界に突き当たっちゃいましたが(^^;;)、PFの総受…もとい(^^;;)平成イケメン優男体型&軍隊生活に適応してるキリコちゃんを観たあとでは、「結構いけるじゃん!」と思えちゃいます。誰かそういう話書いてくれないかな〜。
更に、こんなご感想もいただきました。
財産をナチスに奪われて、娼婦まがいに身を堕とした名門貴族のご令嬢というのはいかがでしょうか?
そして、娼婦と呼ばれながらも気位は天より高く、憎悪を隠して軍の高官たちを
たらしこみ、
片っ端から下僕に仕立てる。 せっせと貢ぐ下僕たち。
先を争うようにドレス、宝石、車に毛皮を贈って、皆、氷の女王サマが一瞬間だけ
自分に微笑んでくれるのを最上の喜びとするのでした……(笑)。
で、案外、女王サマに愛されているのは、下僕どころか馬丁ごときのキリコ
だったりするんでしょうね(^^;)
貴族のご令嬢と馬丁って、オスカル様とアンドレに幼心をときめかせた世代には、実に魅力的な響き……(うっとり)。
しかし、キリコにアンドレの献身があるかというと……(^^;;)。ついでに言うと、フィアナの方にも「主(あるじ)」の器量
があるかというと……(^^;;)。オスカル様とアンドレの場合「主従萌え」「KY猪突猛進司令官&苦労性有能副官萌え」属性というのも切り離せませんから。
いや、オスカル様とアンドレは横に置いても、果たしてフィアナに、「内心では憎み蔑んでる相手に貢がせる」ような器用なマネができるかどうか、結構疑問を覚える昨今です(^^;;)。本編OVA通
しても、いわゆる「女の武器」が通用した相手って、イプだけだし……
いえ、別にフィアナの魅力や知能を疑っているわけではなく、PF以降、あの世界の男たちって総ホモ…とは言わないまでも、「女」に対する感覚が、わたしらの世界の人間とはなんか違うんじゃないかという気がしてならないもので……
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