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〜新世代ボトムズ覚え書き〜 『ボトムズファインダー』編

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2011.01.02 新世代はじまる…?

 「ニュージェネレーション『ボトムズ』3作品リリース 」の情報が最初に出たのは、あれは昨年の早春だったでしょうか? 『幻影編』1巻が出るかどうか…くらいの時期だったような…って、うろ覚えの記憶をさぐるのは置いといて(^^;;)。
 その後、「ボトムズフェスティバル」と称して大都市圏で2010年11月より順次劇場公開…という形で、一部地域の人間には一足早く観られることになりました。
 フタを開けてみれば新世代2作のどちらもこちらの予想以上に面白く、当初の予定(前売りで2枚ずつ押さえてました)を越えて『Case;IRVINE』3回、『ボトムズファインダー』4回通 ってしまいました(^^;;)。
 現在、あいにくの失業中なので、DVDが出てもすぐには買えないかもしれませんが、レンタルに並ぶようでしたら、新作期間中でも借りに行きたいな…って思うくらい気に入ってます。
 というわけで、リリースまでは今しばらくありますが、待ってる間に当時の勢いのままにサイトの日記やお余所の掲示板に書き殴った感想をまとめておこうかと……

 まずは『ボトムズファインダー』。公開順から行けば『Case;IRVINE』の方が先なのですが、こちらは上映リアルタイムは冬コミ原稿の真っ最中でゆっくり感想が書けなかったのと、あちらは語りたいことが多すぎて長くなりそうなので……(^^;;)。

 

2010.01.03 スロー&リピート再生推奨(^^;;)

 新世代『ボトムズ』2作品のうち、どちらか1作を他人様に奨める…となったら、迷わず『ファインダー』の方を推します。最大の理由は、ストーリーが「痛快冒険活劇」なところ。やっぱり、どうしても『アービン』は後味悪いので……(^^;;)。

 主人公は『ラピュタ』のパズーみたいに、「谷の底」でハードな肉体労働を日々元気にこなしながら「谷の上にあるという世界」をボンヤリと夢見てる男の子(幼なじみ兼相棒のガールフレンド有りなところは、『ヤッターマン』のガンちゃんアイちゃんを彷彿とさせますが)。そんな彼の元に、ある日「上の世界」からの客人が訪れ、「とある美少女」の救出を依頼するが……

 冒頭の「お仕事」から、中盤の「お嬢様救出作戦」〜「ライバルとの対戦」、後半の「ライバルとの共闘」〜「ラスボスへ肉迫」と、ギミック満載のアクション連発で、誇張抜きに、息をつくどころか瞬きしてるヒマもないです(笑)。
 正直、あまりに素直に楽しめてしまったので、初回観た後には「あと1回観ればいいかな〜」「別 にわたしが応援しなくっても…」って思ってしまいました(爆)。
 いえ、もう一作の『Case;IRVINE』は、個人的にはすごく好きなんだけど、イロイロとアラというか欠点というか、旧世代には嫌われそうな部分(主にキャラデザが…)も目に付いたんですよね。それが逆に「わたしが応援しなくっちゃ!」「繰り返し観て、自分の中のツボだったところを再確認しなくちゃ!」みたいな妙〜〜〜な使命感というか、リピートのモチベーションになってたもので……(^^;;)。
 もっとも、『ファインダー』の方も2回目を観たときには「あ、ここ、もういっぺん確認したい!」みたいなことが多々見つかって(逆に言うと、初見では見つけられなかった)、結局トータル4回通 うことになったわけですが……

「もいっぺん確認したい!」の最たるものと言えば、やはり「アクションシーン」(≠「戦闘シーン」)ですね。これからDVDやBlu-rayでご覧になる方に、あらかじめご忠告しておきますけど、

「一度観ただけじゃ、絶対、何が起きているのかわからない」

ことは保証できます(^^;;)。
 わたしの場合、2回目でようやく「あ、今、何が起きたの? 見落としちゃった!」って気づいたくらい……つまり、初見時は「自分が何を見落としたのかすらわからない」状態でした(笑)。
 そうなった理由は、最近老眼の兆候がでてきた(涙) こちらの目が、動きの速さに追いつけない…というのもありますが、「動き」それ自体が「こちらの予想外のギミック」をバンバン使ってくるので、事前に「次にこれをやるぞ」ってわかっていないと、意識が追いつけないんですね(^^;;)。

 たとえば、PV等でも既に出ているかもしれませんが、ワイヤー付のマニピュレーター(要するに「手」の部分です)を伸ばして、高所からの落下時に掴まったり…とかってシーンも、初見時は「掴まった後」は見えても、その前の「落ちる」「伸ばす」のカットを見落としちゃったりとか(^^;;)。
 ちなみにわたしの場合、3回観てもわからなくて、4回目でようやく確認できたのは、

■中盤のAt(アルトロ)同士の「ファイトー!」「いっぱぁつ!」シーン(バディ組んで崖登りと言ったら、お約束ですな(^^;;))で、お互い「どこ」を掴んでいるのか……
 #リポDのCMなら、がっつりと握り合った手が大写しになるじゃないですか。
 → どうやらお互いのマニピュレーター(ディアハルトの方は肩から伸びるヤツ)ではなく、お互いのワイヤーを掴んでいるらしい……  とか。

■チェーンミサイル(?)を避けるシーン(…だとわかったのも実は2回目でした(^^;;))で、アキが「失敗したぁっ!」って叫んでいるのはなぜか?
 →その直前のような「宙返りでかわす→足から着地」ができず、着地のとき背中から落ちてエアバッグを使うハメになったことらしい…… とか。

 あと、これは3回目で気づいたんだったかな…対ラスボス戦で、最後の「決めてのアイテム」が「ターンピック」だったことも驚き。
 #大破して膝から下が無くなった方の足で、直にピック射出用のカートリッジぶち込んで、ハッチを吹き飛ばし(←たぶん)、カプセル奪還した後、崖から落ちそうになるのを、無事な方のターンピックで持ちこたえる……という。

 で、ついでに気づいたんですけど、この世界では「武器」に殺傷力があまりないんですよね。
 アキの「銃」は、観た目通り「殺虫剤噴霧器」レベルだし(^^;;)。 トプ側の武器も、ミサイル直撃くらったディアハルトはピンピンしてるし(ひょっとしたらアルトロは大破してるかも…ですが)、アキも、あの至近距離で撃たれたのに、ハッチが飛ぶだけで済んでるし(ご本家の『ボトムズ』だったら、コチャック状態になってると思う……)。
 「警察部隊」の武器も、「電磁投げ縄」っぽくて、相手の「殲滅」よりは「確保」に主眼を置いている感じだし……
  ラスボスの最期も、主人公が直接トドメ刺すんじゃなくって、アレでしたし……(^^;;)。

 そんなところも「小さなお子様に見せても大丈夫な『ボトムズ』」って感じでいいなぁ…と思ったです。

 まだまだ書き足りないのですが、まずはこんなところで。

 

2010.01.04 客席とか音楽とか

 客席の入りは、『アービン』よりはちょっと多いかな? って感じでした。女性率がやや高めなのは、声優さんのfanかエンディング目当てのウツfanかどちらでしょう……?

 そだ。ウツで思い出しましたが、『ファインダー』が「痛快冒険活劇」なのって、BGMによるところも大きいかも。アクションシーン(「戦闘シーン」に非ず)で、『インディ・ジョーンズ』みたいな「ガンガン行きまっせー!」って感じのキャッチーで景気いい曲が使われてるんですよね(たぶんメイン楽器は金管系)。見終わった後も頭の中で回るくらい(笑)。
 ご本家『ボトムズ』では、戦闘シーンではああいう「わかりやすく勇ましい曲」ってあまり使われないから(ギターがぎゅわんぎゅわんうねってる印象はありますが)、なんかそんなところでも「あ、違うな〜」って、悪い意味じゃなく感じました。

 

 

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