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ソムリエ級試験 2020/1/12(日)

今回も鍛冶橋から夜行バス。
奈良に宿泊客が少ないというけれど、申し訳ないがそのとおりだと思う。

奈良駅着は、まだ暗い。でも、予定通りに王寺へ、近鉄黒田駅へ。
電車内では外はまだ暗くて、暗い中で歩くのかと心配したが、黒田駅に着いた7時、ようやく明るくなった。

400字の出題にあわせ、黒田駅から筋違道(太子道)を法隆寺まで歩く。

01 聖徳太子が飛鳥へ通った道であるが、太子は黒駒に乗っており、実際に歩いたのはお付きの調子丸。
調子丸の視点で歩くというコースにする。

屏風杵築神社、白山神社の太子一行の像をみて、調子丸が笑顔であったことに救われた思いがした。幸先がいい。


この日まで何度も何度もGoogleで歩いて原稿は出来上がっている。
確認して検証するための行程のはず。 しかし、…。
Googleではぽちぽちマウスのボタンを押すだけだからわからなかったが、距離が徒長しているあたりでは、こりゃひと工夫必要だと思う。

02実をつけたせんだんを見上げ、鳥のさえずりを聞きながら散策。03


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大和川でトンドにむかう親子に会う。
伝統をつないでいく日常。これも奈良の好きな風景。

05 06

07コースの中ではかかし公園あたりで昼食になるのだろうと思っていたが、たくさんのかかしの中でお弁当を広げるのはちょっと嫌だなとわかる。
今まで通ったどこかの神社でか?
コースには昼食を書かなくていいので、よかったとホッとする。


できあがっている原稿を唱えながら、現実と照らして歩く。
道には迷わないが、かなり距離がある健脚コースであると実感。

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くたびれて中宮寺公園で休憩。
今まで法起寺以外、よく見えていなかった斑鳩三塔をみながらもう一度原稿を唱える。

最後に法隆寺。

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聖霊院前の馬屋で見た調子丸は笑っていない。黒田出発がよさそうだと思う。


天気予報では小雨だったが、ちょうど法隆寺でぱらぱらした程度。
普段の行いに感謝。

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足がつりそうなほどくたびれたので法隆寺を見学することもせず鯛石で頭を下げて奈良へ。


駅構内のベンチでコンビニおにぎり。
考えてみるとおいしいお店でおいしいものということをしていない。
宿泊していないことも含め、奈良の経済にまったく貢献していないんだわ。

さぁ天理へ。
ホームにはもしかして受験生というそれらしい人たちもいる。
ふふ、緊張しているのは同じか?

奈良検定用に臨時のバスが出ているのを商工会議所のHPで見た。
下見のときは歩いたが、もう歩くのは嫌。会場へはバスで。
1級の方もいたので満員。不安と緊張の雰囲気は何とも言えない空気感。

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バスからは誘導されるまま会場へ。
なにしろ受験番号2番。一番端の前から2番目なので、席に迷うこともなく着席。
全体的には男性のほうが多いかな?
歩き疲れているはずなのに、高揚している。集中力は大丈夫か?と不安になる。

注意事項をうけて、名前欄など記入する。
おや、記述式の解答用紙が青い。これでも下書きを提出する人がいるのかしらん?
問題用紙が配られて、そうそう、1級までより薄いんだわ。


スタート!!

四択より先に、200字と400字を確認。
ははは、見事にヤマが当たっているじゃないですか。
ありがたや。よし大丈夫!と安心してから四択にかかる。

はは、こちらも支援セミナーと特別講座がばっちり。
うーん。いくつかわからない。まぁ40点はいくか。 見直しも含めて15分くらい。

東京会場には正面に時計があったが、この教室には横に時計があって、2番の席だと振り向くように見なくてはいけない。
はじめて100均の時計が役に立つ。でも、書くほうが大変で、時計を見るような余裕はない。

200字は、出題1番だった佐保川を書きはじめたが、後半に汚染について書くのが印象悪かと2行ほど書いたのをゴシゴシ消す。
濃い鉛筆、プラスチック消しゴムのゴシゴシは十分訓練済み。きれいに消せる。

佐保川を奈良豆比古神社扇舞に変更。
出題の順番もあって、先に止利仏師を書く。さっき法隆寺で釈迦如来像を見なかったけど大丈夫だ。
次に奈良豆比古神社扇舞。後日気がついたが、「面は国立博物館に保管」とすべきところを「保存」としてしまった。

400字。こちらは迷わず筋違道(川西町・三宅町・田原本町)。
萱生は長岳寺(天理市)として出題されている。
田原本は黒田駅スタートの部分だけだが、…。まぁいいや。
安堵のかかしをスコンと忘れ、いいやと構わず書き進める。

だんだん集中力がとぎれてきている。あと30分の声。
今まで自宅で何度も書いているのに、字は間違えるわ、汚いわ。いかんいかん。

あと10分のところで、終りの段落20文字程度になり、書き終えて、見直して、あと5分。
もういいわ、受験番号と名前を見直して、2、3分は何もせず。
周囲を見回すとみんなもくもくと書いている。
この時はじめてまわりにたくさん人がいることに気が向いた。

終了!!
ふーっと、周囲からも息を吐く音。

とてもヤマをかけなきゃできません。なんとかひねり出して埋めました。

会場を出て、天理行きのバス1便目に乗り込んで、答えあわせをしている1級の方たちの声。 ソムリエ級の方たちはわたしも含め、その余裕もない。疲れ果てました。

終わったー。開放感。

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奈良から京都の電車ではいつも寝てしまうのに、今日は興奮しているせいか寝られなかった。

終わった、とにかく終わった。


 


 

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