一年間、学級通信を書き終えて


〜 あとがき 〜

 年度替りの大掃除の真っ只中、1年間をかけて作成した学級通信が手元に残っていないという現実に気がついた。持続力のない加藤が、曲がりなりにも1年間で31号(昨年度は新田高校創立60周年にあわせて60号。今年は加藤の年齢にあわせて31号である。)という大作を作ったのに、手元に全部揃っていないのは、本当に寂しいものだ。

 この度、愛読者の協力を得て、なんとか1冊にまとめることができたのは幸いである。加藤が作った「KAZE」なんかを、1年間の長きに渡って保存しておいてくれるとは、本当にありがたい話である。

 さて、1年間の「KAZE」を振り返ってみると、やっぱりいろんな想い出にでくわす。学校行事はもちろんだけど、その時その時に加藤がL2Fの生徒に伝えたかったこと、感じて欲しかったこと、考えて欲しかったことが蘇ってくる。

 学級通信を作りながら感じるのは、細かな説教が少なくなるということだ。生徒にとっても耳にタコができるような説教を、書いたらすむので、何度も繰り返し言う必要が少なくなるのだ。これは、生徒と加藤の精神衛生上、またコミュニケーションを保つ上で大きな役割である。また、保護者の反応も楽しみである。懇談会ごとに「学級通信を楽しみにしています」という言葉(お世辞も多分にあるだろうが…)に励まされてしまうのである。加藤は単純なんだろう。

 平成13年度は、2000年度というミレニアムな年度である。この年度で、いよいよ「KAZE」も3年間分が揃うことになるはずである。「KAZE」にとっても節目の年度となるように、がんばって作ってみよう。4月10日には、L3Fで新しい「KAZE」が吹く予定である。今年も多くの方のご愛読を期待している。


 学級通信を書き終えて、年度末(年度初めかな?)に1冊にした時に、簡単な「あとがき」を書いてみた。それが上の文章である。いろんな思いがあるけれど、とにかく1年間作り終えて、1冊になると感慨深いものである。

 この学級通信には、せいちゃんのいろんな思いが詰まっている。生徒に伝えたいことが、一杯つまっている。読み返してみると、自分でも恥ずかしい言葉を並べていたりもするが、とにかく生徒に少しでも伝わっていれば嬉しいと思う。生徒の中に、創刊号から最後まで集めてくれている人がいた。感激である。読み捨てでもかまわないと思って、いや、クラスの生徒の一人でも読んでくれたらかまわないつもりで作っているのだが、やっぱり捨てずに集めてくれていると嬉しいものだ。作ってよかったなぁ・・・と思う瞬間である。

 さて、後日談をひとつ。加藤の年齢にあわせて31号を作成したつもりでいたのだが、なんと14号が欠番であった。計算を誤って、実際には30号しか作っていなかったのだ。せいちゃんが、がっかりしたことは言うまでもない・・・トホホである。

 今年は20号前後を目指している。今年は3年生の担任なので、自分自身が忙しいのと、1月末から自由登校になるので、実質の発行期間が短いのだ。でも、なんとか20号は発行できるといいなぁ・・・。そして、今年のクラスの雰囲気にあった「KAZE」が発行できるといいなぁ・・・。

 さて、どうなることやら。乞うご期待!というところでしょうか?



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