「はこそば」・・・奥道後手前の「田舎家」


 松山から奥道後へ続く道、ちょうど奥道後の手前に「名物 はこそば」と看板を掲げた「田舎家」というお店がある。せいちゃんは、「はこそば」とは何だろう?どんな「そば」なんだろう?と思い続けながら、なかなか食べに行く機会をもてないでいた。何度か通った時には、定休日で休みの日という巡り合わせの悪さも手伝って、まだ見ぬ「はこそば」への期待感が徐々に膨らんでいった。何としてでも現物を見たい!食べたい!と強く思うようになった。

 せいちゃんの頭の中では、「はこそば」って重箱に入っているそばなんだろうか?それとも、木箱などに入っているそばなんだろうか?「ざるそば」(すのこをしいた容器やざるなどに盛ったゆでそば。多く、細く切った焼きのりをかけ、汁をつけて食べる。ざる。《参考》「一枚(マイ)…」と数える。『学研国語大辞典』より)とは、当然ながら一線を画しているのだろう・・・と疑問がフツフツと沸き起こってくる。

 疑問は解消せねばなるまい!「はこそば」へGO!である。ウキウキしながら、「はこそば」を食べに行くことを話していると、すでに「はこそば」を食べたことのある人からは、あまり期待しないように・・・と言われながらも、期待感が薄らぐことはなかった。

 店に着いてメニューを見ると、「はこそば」が650円「鴨じる はこそば」が850円であった。なんと「はこうどん」なるものまで存在していた。せいちゃんは、「鴨じる はこそば」を注文した。ついでに、いなりずしも注文した。2個入りで、200円であった。

 注文をして数分後、ついに「鴨じる はこそば」と対面!「鴨じる はこそば」は、画像のとおり、大きなざるそばに見える。そう言われたら、身も蓋もないのだが、ざるそばと少し違う。

 第一の違いは、箱の大きさである。ざるそばの2倍以上の大きさはあるだろう。その分、そばの量も少し多いような気がした。なんとなく、魚市場などで魚を入れている木箱を連想してしまったが・・・。

 第2の違いは、そばが箱の中に入っているということである。ざるそばの場合は、そばがすのこを敷いた箱の上に盛ってある感じだが、そばが中に入っているので、箱というイメージが強くなる。

 とにかく「はこそば」の謎は解けた。しかも、味もよし!量もよし!値段もよし!といった感じである。場所的にも、市内を少し離れていて、山の中に入る一歩手前という感じ。ちょっとしたドライブにもいいかもしれませんし、周囲の風景が街中とは少し違って、山の緑が見えるのも良い感じです。奥道後や今治・玉川などへお出かけの時には、いかがでしょうか?


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