山形県天童温泉へ(旅日記…その3)


 さて、山形も3日目である。午前中は分科会に参加し、午後は分科会を抜け出して、各分科会のレポートを集めてまわった。全国の様々な取り組みを吸収する良い機会であるので、気になる分科会はせめてレポートだけでも集めて、読んでみたいのである。まぁ、せいちゃんの不完全な良心回路が作動しているともいえるのだ。

 午後3時頃になり、分科会場を渡り歩いてのレポート集めが終わった。せっかく山形へ来たのである。人間将棋で有名な舞鶴公園や将棋博物館には行ってみたいのが人情であろう。そこで、しっかり観光にも行ってきた。こんなことでいいのか?…という意見もあるだろうが、誰もせいちゃんを止めることはできないのである。そこが良心回路が不完全と言われるゆえんである…。

 まずは舞鶴公園へ向かった。一昨日の夜、散歩に出かけてあきらめて帰った場所である。前回は夜のために断念したが、この頂上には、毎年春、人間将棋をする広場があるのだ。当然、有名な人間将棋の場所は見ておきたいのも人情である。見るためには、がんばって登るしかない…。周囲の風景を楽しみながら、鼻歌交じりに登りはじめたものの…。

 おっと、人間将棋とは、『将棋駒生産量全国一を誇る天童市が、毎年春の桜まつりで将棋駒の供養祭を行う時に、行われる桜まつり最大のイベントである。太閤秀吉が桜花爛漫の伏見城で、関白秀次を相手に、小姓と腰元を将棋駒に仕立てて野試合を楽しんだという故事になっらったものである。』
 桜まつりの人間将棋の日には、小姓や腰元、太閤秀吉、関白秀次などに扮した人々が、棒を利用して片手で将棋駒を頭上に差し上げて将棋をする様子を見物するのである。

 もちろん、せいちゃんが行った日は人間将棋はしてないが、将棋盤はいつでも見学できる。一目、その場所を見ようと、早速、歩いて登り始めたものの、すぐに息があがってしまった。。致命的な運動不足である…。32歳…年齢も感じさせられる瞬間である。頂上付近は駐車場があったから、普通は車で上がるのではないか?…しかし、散歩コースとしてもいいかもしれないので…やはり体力不足である…。こんな調子では、せいちゃんは、9月のイベントが非常に心配である(9月のイベントは、機会があればHPに掲載しようと思ってます…お楽しみに!)。

 頂上に到着した。左が人間将棋の将棋盤の上に立つせいちゃんである。もう少し遠くから見てみると、このような感じである。率直な感想は…「小さいなぁ…」。思ったよりもはるかに小さい将棋盤に驚くせいちゃんであった。もっと大きな運動場くらいありそうな場所で、人間将棋は繰り広げられると勝手に思い込んでいたのだ。

 でも、人間将棋…これって文化祭の催し物にならないかな?…なんて考えたりもして、仕事熱心な(?)部分も持ち合わせていたのは、さすがせいちゃんではないだろうか?

 この将棋盤を見下ろすように、将棋塔が建てられている。さすが将棋駒生産量日本一の天童市である。この塔が建っている場所から、人間将棋の様子を観戦するんだろうなぁ…そう思って、下を見下ろしてみると、小さいと思っていた将棋盤も、観戦しやすい大きさなんだなぁ…と感心してしまった。

 さて、ここでの観光を終えたせいちゃんは、今度は「旧東村山郡役所」へ向かうのであった…。せいちゃんの観光の旅は続く…(オイオイ、研修に行ったんじゃなかったのか?)


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