胚芽3%、種皮・果皮(ぬか層)5%、
胚乳(糊粉層・でんぷん)92%
玄米が被っている着物=籾殻(もみがら)を とったものが玄米です。通常この玄米の形で 「米」の検査・流通・貯蔵が行われます。玄米は 二層の薄い皮(種皮と果皮)を被っていて、その 内側に糊粉層があります。二層の薄皮と糊粉層と 胚は、玄米を搗精(とうせい)して精米にする ときに取り除かれて糠(ぬか)になります。 糊粉層の内側は澱粉(でんぷん)の詰まった細胞の 集まりで、これが白米となります。すなわち、 籾から籾殻と糠を除いたものが白米です。白米を みると胚のあった場所はへこんでいます。胚は 発芽してイネの身体を形成する基であり、 籾の中でここだけが生命力をもった細胞です。