04’フィリピン セブ島&ボラカイ島 ダイビング巡り
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日程  :29/Apr/2004〜06/May/2004
滞在先 :フィリピン セブ島・ボラカイ島

セブ  カビラオ島,マクタン島

 2004年のGWはフィリピンへダイビング巡りをしてきました。フィリピンは4月から5月が乾期でトップシーズンです。今回は新たにワイドレンズとマクロレンズをデジカメに装着してダイビングを楽しみました。

 前半はセブのマクタン島に滞在し、セブではエメラルドグリーン・ダイビングセンターさんにお世話になりました。セブのマクタン島は意外にも大きく、島内を移動するのが大変でした。タクシーを止めたり交渉するのも一苦労です。カジノがあるので行ってみましたが、雰囲気を楽しみ、少し負けた所で止めときました。食事をもっといろいろ楽しめたら良かったのですが...
 
 ダイビング1日目はセブより南に位置するカビラオ島までバンカーボートで移動しました。2日目はマクタン島周辺のポイントを楽しみました。透明度もまずまずで、魚の種類も豊富で、サンゴ礁がとっても綺麗なエリアです。

 セブ島周辺は様々なポイントがあり、移動だけでも結構な距離があります。長期滞在の休みが取れれば、もっともっと凄いポイントがあるようですので、機会があればまた潜りに行きたいと思います。

ボラカイ島

 フィリピン後半はボラカイ島を巡りました。日本ではまだあまり知られていない小さな島ですが、かつては独BMW社が世界No,1ビーチに選出したほどで、”極上のビーチがあるアジアの素朴な島”という事で訪ねました。マニラから国内線の19人乗りプロペラ機に搭乗し、島の対岸にあるカティクランからバンカーボートでボラカイのビーチに辿り着きます。ビーチの美しさもちろんの事、欧米を中心とした世界各地の食事がチープに味わえて、そのすべてがウオーキングディスタンスの距離にあります。

 島の人々が普通に生活している日常にも触れられ、ビーチで遊ぶ子供達の笑顔がとっても純朴でした。ビーチでのマッサージがあったり、スパでのリラクゼーションマッサージもあります。何もかもが癒されます。極上のビーチでサンミゲルビールを飲みながら、何もしない贅沢な時間を過ごす...マンゴーシェイクがめちゃくちゃ美味しい...日本人にはあまり教えたくないとっておきのお気に入りビーチになりました。ボラカイ島までのアクセスが少し大変ですが、また必ず訪れる事でしょう。

 ダイビングもボラカイ島のポイントや魚に大変詳しいアイランドスタッフの扇谷さん、ゆーりんさんのガイドで楽しいひとときを過ごす事が出来ました。1本潜ってはショップに戻るスタイルで、のんびりダイビングを楽しめます。ここでご一緒した皆さんはリピーターも多く、ボラカイ・アイランドスタッフのお気に入りファンが多い事もうなずけます。

 早朝から潜ったヤパックでは水深34mまで潜り、朝日が差し込む深く蒼い海でオグロメジロザメやロウニンアジの群れに遭遇したり、バリンハイやフライデーズロックではマクロ系の生物が多く観察できました。

 ボラカイを後にして...
 あまり知られていないここボラカイ島...何度かの海外旅行を経験して、帰国の国際線に乗り遅れるというハプニングに見舞われました。国内線エイシャンスピリット航空のカティクラン-マニラ間の出発が大幅に遅れ、マニラでのチェックインにぎりぎり間に合わなかったのです。天候はどちらも晴れで問題なし、マニラからの折り返し便なので、マニラ発便が到着しないかぎり出発出来ません。

 最初は1時間遅れのアナウンス。マニラ乗り継ぎは間に合うかなと焦りながら待合室で待ちつつ、搭乗時には1時間40分の遅れでした。フィリピン航空に連絡してくれと頼みましたが、小さな航空会社なので、その願いはかないませんでした。マニラ国内線空港の到着でいち早く降ろして頂き、このまま国際線へ誘導して頂けるのかと思いつつ、タクシーに乗せたらそこでその航空会社の対応は終わりでした。
 
 マニラの空港はフィリピン航空の国際国内線で1つ、その他の国際線で1つ、国内線で1つ、それぞれ3つに独立したターミナルになっています。滑走路はつながっているのに...? その移動にはタクシーに乗車しなければなりません。道路は渋滞するし、ボッタクリのタクシーに乗車してしまうし、私の知る所、アジア一難解な国際空港だと思います。

 重たいダイビングバッグを引きづり、汗だくになりながら、フィリピン航空のチェックインカウンターに着きましたが、時間切れでダメなものはダメとあしらわれました。まだ出発はしていないのですが、国際線の出発25分前ではダメなのでしょう。遅くとも40分前のチェックイン、ファーストクラスでも30分前がリミットといわれます。この後預け荷物の搭載、出国審査や手荷物検査もあるので致し方ないのでしょう。

 海外では”成せば成る”ではなく”成るようにしか成らない”と肝に銘じていた事が現実に起こりました。しかも明日からは必ず帰国して会社に出勤していなければなりません。

 フィリピン航空のスタッフに明日の便でキャンセル待ちをしなさいと勧められましたが、GWのこの時期に日本への帰国便が確保出来るだろうか? どうしても今日中に帰らなければならないという思いが先立ちました。カウンターでは乗り遅れた何人かの人達も困った表情で立ちすくんでいます。カティクラン-マニラ間の国内線では日本人4名の家族連れで同時刻のJAL成田行きの方も同乗してましたが、単身の私以上に大変だったのではと想像してしまいます。

 この後の日本行き便でどれでもよいから搭乗しようと考え、フィリピン航空には無い事を確認すると、JALかタイ航空なら...という記憶が脳裏にかすみ、別ターミナルへ移動しました。この時タクシーに少しボラれましたが、事情を説明するとタイ航空16:30発関空行き(バンコク発マニラ経由)があると教えて頂き、タイ航空のカウンターへ通じるセキュリティゲート前ま連れて行ってくれました。

 そのセキュリティゲートは空港職員が通る専用入り口でしたので、セキュリティチェックが大変でした。つたない英語で事情を話してようやく通して頂き、タイ航空のオフィスに駆け込みました。有るか無いかもわからない当日のチケットでしたが、運良く片道エコノミーを買う事が出来ました。US630$の出費でしたがタイ航空が神様の様に思いました。さすが”微笑みのエアライン”です。

 その後はセキュリティゲートの職員にお礼し、タイ航空のチェックインでも感謝の言葉を添え、気付いたらボラカイを出たままの短パン・サンダル履きでしたので、荷物を預ける前に普通の格好に着替えました。

 タイ航空TG620便は定刻通り出発し、定刻通りに関空へ到着してその日の内に京都の家へ帰る事が出来ました。翌日の仕事も何事も無かったような顔をして仕事につきました。

 
教訓として、フィリピンの国内線飛行機移動は十分過ぎる位余裕を持って移動する事です。定刻通り出発しない事も日常茶判事のようです。どの国でも一緒ですが、初めて訪ねる国によっては空港の事情も違いますし、航空会社の対応も違います。余裕をもったスケジュールが大事である事を痛感しました。