長保寺
番外
寺名 長保寺(ちょうほうじ)
山号 慶徳山
宗派 天台宗
所在地 和歌山県海南市下津町
紀州徳川家の墓所
SPOT
本堂(国宝)
長保2年(1000年)に一条天皇による勅願寺として建立。鎌倉時代に伽藍が整った。
江戸時代に紀州徳川家初代藩主徳川頼宣(家康の10男)により菩提寺に定められる。紀州徳川歴代の御廟がある。但し、紀州徳川で将軍になった吉宗等は、東京上野の寛永寺に御廟がある。
和歌山城からここまでは墓参りも大変だなと思ったが、次に訪れた善福寺の住職のお話しによると、万一の敵襲に備えて、和歌山城の南にしたとのこと。
このお寺には、国宝建造物が3つもある。本堂、多宝塔、大門である。3つとも揃って国宝なのは、ここと法隆寺のみ。
なお、一条天皇には、二人の皇后がおられましたが、定子皇后のお付きの女官が「枕草子」の清少納言、彰子皇后のお付きの女官が「源氏物語」の紫式部。そんな時代のお寺です。


Snap shot
大門(国宝) 木が茂りすぎて全容が見えない 大門の彫り物は鯉。左甚五郎作と言われている。
左甚五郎の作品は明確なのがない、和歌山には、和歌山東照宮や粉河寺にもある。
大門の裏側 なかなか立派。さすが国宝 裏側の彫り物は、左が虎、右が龍。
参道 なかなかいい雰囲気 鐘堂
手前が阿弥陀堂、奥が護摩堂 多宝塔(国宝)
3代藩主 綱教の墓所
吉宗の兄 墓所の前にはNHKドラマの時の配役、辰巳琢郎の写真が貼ってある。
2代藩主 光貞の墓所
NHKドラマの時の配役、大滝秀治の写真が貼ってある。
初代から15代までの藩主と一部の夫人の墓所がある。
将軍になった五代吉宗(八代将軍吉宗)と十三代慶福(十四代将軍家茂)の墓は、ここにはない。
寂光庭 しゅうかいどう(秋海棠 )
ベゴニア属です。お寺の庭にありました。
櫛形の石を使った石橋
吉宗の頃の絵図面にあるとのこと
参道を振り返って
海南市下津 歴史民族資料館 無料です 長保寺へのバイパス
少し先を左折したらお寺です。

朱印

kazu_sanの一言
大門をくぐるこつ

表が鯉、裏が龍の彫り物がある。鯉と龍で、中国の故事にちなみ、大門は登龍門と名付けられている。真ん中の鯉の下を通り、帰りは、龍のある右側の外を通ると立身出世間違いなしとお寺のHPに載っています。
吉宗は、そのお陰で将軍になった。
もちろん私は、そうしました(笑)
現地には説明がないので、HP限定の特典です。


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