葛井寺(ふじいでら)
番外
寺名 葛井寺
山号 紫雲山
宗派 真言宗三室派
所在地 大阪府藤井寺市
SPOT
本尊 国宝 十一面千手千眼観世音菩薩像
これはすごい圧倒的存在感です。
本尊は毎月18日のみ開扉される。
千手観音はあちこちにあるが、本当に千手なのは、ここと唐招提寺位。唐招提寺は金堂が工事中なので暫く見れない。
実はお寺にお参りしても、こんな形で見れません。
正面からは、手はほとんど見えない。お供えも邪魔。
前に行っても、左からは右の部分のみ、次に右に行けば、左の部分のみ。
もう少し工夫して欲しいな。
さすがに木彫りとは行かない。
脱活乾漆造。
麻布の上に漆を塗ってある。この工法は高くつくので、実はあまりない。
一度は見ておきたい仏様です。感動しますよ。


Snap shot
普通の千手観音

これは、湛慶(運慶の息子)作、三十三間堂の千手観音です。

湛慶作が普通というのは可笑しいが形は普通。
十一面四十二臂。四十二臂の意味については、胸前で合掌する2本の手を除いた40本の手が、それぞれ25の世界を救うものであり、「25×40=1,000」であると説明されている。(和歌山の道成寺のみ四十四臂)
南大門 仁王像 少し優しい
仁王像 本堂
四脚門 重要文化財 桃山時代 旗掛けの松(三鈷の松)
高野山にも三鈷の松があるが、南北朝の時代に楠正成が戦勝祈願の旗をさした松。
残念ながら大分探したが、3本の松葉は見つからなかった。
阿弥陀堂
御詠歌をやっていた。
後方の、阿弥陀二十五菩薩は見応えがある。
近くに酒蔵があった。
松花鶴がおめでたい。

杉玉が誇らしげ。 吟醸酒 雅一 みやびいち
ご主人は「雅」と名付けたかったが、既存の商標があったので、自分の名前そのものになった。
熊取の義本酒造等々の話題で盛り上がり、コップ酒一つをサービスで付けてくれました。
早速飲んだがコクがあってウマイ。

朱印
葛井寺 道明寺

kazu_sanの一言
近くに道明寺(古義真言宗の尼寺)がある。
ここに、国宝十一面観世音菩薩像があり、同じく18日に開扉される。併せてお参りする人が多いようだ。
残念なことに、もともと小さいし、遠くからしか拝めないので、像としての細部は分からない。
こうして写真で見ると、彫りは深い。
写真は一枚2千円ながら、高いと言うと、1枚200円の小型版を出してくれる。
山門 かりん


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