亀山本徳寺
第五十八番
寺名 亀山本徳寺
山号 霊亀山
宗派 浄土真宗本願寺派別格本山
所在地 兵庫県姫路市亀山
SPOT
本堂

亀山本徳寺は当初、本願寺中興の祖、蓮如により、現在地から約3km程離れた英賀(あが)の地に建立され、英賀御堂と呼ばれたが戦火で焼失、秀吉に土地の寄進を受け、1580年に、ここ亀山に移転した。西本願寺派の別格本山である。
この本堂は、西本願寺の北集会所を解体移転した。内部は200畳敷きの広さがあり、往訪した日も、念仏が絶えることがなかった


Snap shot
大門(山門) 目隠し塀
山門の正面奥、山門から中を直に覗けないようになっている。
太鼓楼
城郭風のこの建物は、英賀御堂の遺構。
姫路城の天守閣のモデルとも言われている。
大玄関
経堂 鐘楼
淨華堂 英賀御堂の梵鐘
大広間
姫路城主来訪時の公式な対面の場として使われた。右端のテレビでは五木寛之の百寺巡礼の番組が放映されている。
英賀御堂の遺物
本堂の飾り瓦
天井画
大広間の上段の間に5列x17列計85枚の天井画がある。華麗。
石川ヨシ子作。石川さんの実父は鹿島の元会長故鹿島守之助氏。氏は亀山本徳寺の信徒総代でもあった縁で平成8年に天井画を寄進。
刀傷跡
本堂北側の柱
新撰組の隊士が斬りつけた跡と言われている。
本堂の正面
京都西本願寺にあった時に、一時期新撰組の屯所として使われていた。
新撰組の屯所は「壬生村」−「西本願寺」−「不動堂村」(現リ−ガロイヤルホテル京都)と移転している。
テレビ新撰組 2004年NHK大河ドラマ
テレビでは西本願寺屯所になっているが、ロケは本徳寺で行われた。隊士の練習風景。
この本堂にとっては、二度目の新撰組による占拠となった。気の毒に。
築地塀
美しい
姫路城
姫路城は車で10分位のところにある。
観光客用に、こんな仕掛けも。一緒に写真を撮らせてくれる。無料。この場所はお城が美しく見える絶好ポイント。
割烹 森富
姫路城からは徒歩10分位にある。
割烹 森富の2階
壺や皿のコレクションが一杯。
店内混んでいて、待ち時間があったので見せてもらった
櫓定食 2100円

上の穴子箱寿司と揖保の糸にゅうめんは後で出てきたので写真が2枚に別れた。
左の小鉢の3つは、三段重ねの箱に入って出てくる。名前の櫓の由来。
デザ−トもついて割烹店で、この値段はお得。
お店も綺麗、店員の笑顔もいい。

朱印
ここも本願寺派だから朱印はない。
スタンプである。

五木寛之の一言
本堂の新撰組の刀傷を見て
その傷に指でさわってみた。なんとなく、歴史そのものに触れているという実感があった。ここに刀をふるったのは何歳ぐらいの隊士だったのだろうか。彼らもあの幕末の混乱期に、さまざまな悩みや焦燥感を抱いて生きていたのではあるまいか。
kazu_sanの一言
 拾うことより
 捨てることの
 むつかしさ


お昼を頂いた「森富」の玄関に架かっていた額に書かれていた。

菊作りにも通じる言葉です。

写真は姫路城で開催されていた菊花展の出品作。


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